• "予定地周辺"(/)
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  1. 名護市議会 2010-12-07
    12月17日-07号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成22年第161回名護市定例会第161回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────┐│招 集 年 月 日│     平成22年12月7日 火曜日 午前10時     │├─────────┼───────────────────────────┤│招 集 の 場 所│       名 護 市 議 会 議 場       │├─────────┼───────────────────────────┤│開       議│    平成22年12月17日 金曜日 午前10時00分    │├─────────┼───────────────────────────┤│散       会│    平成22年12月17日 金曜日 午後3時48分    │└─────────┴───────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 1名┌────┬─────────┬───┬────┬─────────┬───┐│議席番号│   氏 名   │出 席│議席番号│   氏 名   │出 席│├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  1  │翁 長 久美子 君│ 出 │  15  │渡具知 武 豊 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  2  │比 嘉 勝 彦 君│ 出 │  16  │大 城 勝 章 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  3  │川 野 純 治 君│ 出 │  17  │長 山   隆 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  4  │東恩納 琢 磨 君│ 出 │  18  │神 山 正 樹 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  5  │岸 本 直 也 君│ 出 │  19  │小 濱 守 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  6  │宮 城 安 秀 君│ 出 │  20  │具志堅   徹 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  7  │比 嘉   忍 君│ 出 │  21  │大 城 敬 人 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  8  │岸 本 洋 平 君│ 出 │  22  │屋比久   稔 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  9  │金 城 一 隆 君│ 出 │  23  │荻 堂 盛 光 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  10  │仲 村 善 幸 君│ 出 │  24  │金 城 善 英 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  11  │神 山 敏 雄 君│ 出 │  25  │大 城 秀 樹 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  12  │玉 城 健 一 君│ 出 │  26  │宮 城 弘 子 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  13  │比 嘉 祐 一 君│ 欠 │  27  │宮 城 義 房 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  14  │志良堂 清 則 君│ 出 │    │         │   │└────┴─────────┴───┴────┴─────────┴───┘ 署名議員      5番 岸本直也君  6番 宮城安秀君 議事日程      別紙のとおり 会議に付した事件  別紙のとおり 会議の結果     別紙のとおり法第121条による出席者              市 長  稲 嶺   進 君              副市長  親 川   敬 君 企画総務部長    山 里 將 雄 君   政策推進部長    玉 城 政 光 君 市民環境部長    岸 本   健 君   健康福祉部長    宮 城 秀 樹 君 産 業 部 長   平   三 男 君   建 設 部 長   比 嘉 富士雄 君 水 道 部 長   具志堅 満 昭 君   消  防  長   比 嘉 實 三 君 産 業 部 参 事   平 良 芳 一 君              教育長  比 嘉 恵 一 君 教 育 次 長   中 本 正 泰 君議会事務局出席者 事 務 局 長   我那覇 宗 克 君   次     長   岸 本 健 伸 君 議 事 係 長   安 里   順 君   議  事  係   渡久地   樹 君 臨 時 職 員   上 間 研 一 君 ○副議長(神山敏雄君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。昨日に引き続き一般質問を行います。27番 宮城義房君、一般質問を許します。 ◆27番(宮城義房君) おはようございます。議長のお許しがありましたので、礎之会、27番 宮城義房、一般質問をさせていただきます。前置きなしに一般質問に入りたいと思っております。質問の事項1 県道110号線の歩道設置について。質問の要旨(1)県道110号線済井出バイパス道路と、県道125号線が交差する沖縄愛楽園入り口十字路から古宇利橋入り口である運天原T字路まで、1キロメートルほど歩道がありません。古宇利架橋完成に伴って、交通量が大変増えています。今月中にワルミ架橋が完成します。明日開通式です。さらに交通量が著しく増えてくるものと思われます。歩行者の安全確保の面からも、歩道設置が急務です。市当局の考えを伺います。質問の事項2 県道110号線の屋我区域における道路整備について。質問の要旨(1)ワルミ架橋建設と県道110号線バイパス線の建設については、屋我地住民による建設促進大会を開催する中、要請を繰り返し、事業採択に至った経緯があります。現在も屋我地振興会の中に建設期成会が設置され、かかわりを持っています。バイパス工事は現在も進行中でありますが、当初予定よりも大分遅れている状況です。公民館からの出口である急カーブは、その当時から危険箇所として早目の改善を要望してきたところです。この場所は過去において死亡事故や人身事故も多発しています。屋我地振興会としましても暫定的な改修も含めて市当局へ陳情しております。陳情後、注意を喚起する立て看板は設置をしていただきましたが、早急の改善が必要であり、当局からも県へ要請をしていただきたく思います。現在の計画についても伺いたく思います。質問の事項3 屋我地漁港の附帯設備の整備について。質問の要旨(1)屋我地漁港が昨年の9月に完成を見て漁民は大変喜んでおります。現在の漁船の利用状況を見てみますと、10隻前後の係留にとどまっています。43隻の利用申し込みがあるとのことでありますが、附帯設備が整備されていないため、利用しにくい面があるのではないかと推察されます。多くの漁民に利用してもらうには、漁具倉庫や製氷施設等の整備が急務です。来年度予算への計上が望まれます。市当局の考えをお聞きしたく思います。次に、質問の事項4 屋我地支所庁舎の建てかえと直売所の建設について。質問の要旨(1)屋我地支所庁舎は建築から45年経過しています。老朽化が激しくコンクリートの剥離、ひび割れが進んでいます。安全性の面からも建てかえは急務です。屋我地地域は純農村地域であり、農業従事者が多数生活しています。屋我地漁港も完成をしております。今後、いろいろな農産物、海産物の生産は増えてくるものと予想されます。また、今月中にはワルミ架橋も完成、先ほど申し上げましたとおり明日は開通式です。交通量も増え、屋我地島を訪れる人々もさらに増えてきます。直売所を運営していける環境も一段と整ってきます。名護市の都市部と農村部の均衡ある発展の側面からも、屋我地地域にぜひとも必要な施設です。市当局の考えをお聞きします。議長へお願いをいたします。事項別、一問一答でお願いをいたします。よろしくお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 質問者より一問一答、事項別の申し出がありますので、当局にはそのように取り計らいをお願いいたします。市当局の答弁を求めます。建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) おはようございます。質問事項1、質問の要旨(1)についてお答えいたします。質問の件については北部土木事務所に問い合わせたところ、現段階ではその計画はないということでありましたが、古宇利橋やわるみ大橋の開通に伴い、屋我地地域への通過交通の流入により、交通が増えることが予想されるものと考えております。市といたしましても地域と連携し、歩道設置について取り組みを行っていきたいと考えているところであります。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 北部土木事務所、現段階ではないということなんですが、それは大変困ったことでありまして、今、この現場といいますのは、1キロぐらいの距離において、歩道が設置されていないんですが、今、交通量が非常に多いというのは古宇利架橋ができて、この古宇利架橋から屋我地に入った所運天原のT字路ですが、そこから済井出のバイパスまで約1キロぐらいなんです。ここは古宇利に行った人々は必ずこの道路を通るんです。すごく交通量の多い所になっているんです。今、屋我地で交通量が土日・祝祭日といいますか、多い所というのが、ここが一番多いんです。そこらあたり、なぜ歩道が設置されないのか珍しいんですが、また状況を見てみますと、この1キロの間に五つほどのカーブがあるんです。カーブがあって見通しがきかないんです。また今、各地域草刈りとか、県道側をセメントで草の生えるのを防ぐための工事とかが行われているんですが、ここは草刈りもされていないということで、木の枝や草というのも本当に伸び放題の状況で見通しが非常に悪いと、そういう所でありますので、ぜひそれは設置をしていただきたいと思っているわけです。古宇利架橋ができて、土日・祝祭日は本当に車が済井出から屋我まで数珠つなぎになるような状況が一時起こったんです。そのときに交通安全協会屋我地支部として、そこらあたりどうするかということもありまして、信号機の設置とかの要請のために交通量の調査をしたんですが、午前10時から午後4時ごろまでの間に6,000台の車が通るんです。本当に名護市の中で一番農村部であるところの屋我地地域において、6,000台の交通量があるというのは本当に珍しいんです。この道路を横断できないほど数珠つなぎになっているような状況でありますので、ぜひともそこへ欲しいと。そしてまた警察のほうにも信号機の設置ということで3カ所ほど、この十字路も含むんですが、お願いをしたんですが、なかなか優先順位の問題もありまして、また名護署管内での信号機の設置というのは年間に数基ということもありまして、なかなか順位が回ってこないということもあるんです。ですから、地域の人からもそこのあたりに信号機が欲しいということを言っているんですが、なかなか設置がされないということで、私も住民の声にこたえることができなくて非常に困っているところなんですが、また、その状況の中で歩道の設置もまだ計画がないということであるわけですが、そういう状況であるならば、計画がないというんであればそこらあたりで何か交通の安全を確保するために暫定的な何かができないものかということ。そういうことも市のほうからも県のほうに要請をしていただきたく思うわけです。そしてもちろん屋我地の振興会としてもそれは要請をしていくつもりでありますが、そこらあたりお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 県道は110号線に限らず、先日、大城議員からもありました県道13号線、それから県道18号線においても途中までは歩道が設置されているけれども、まだ一部分が歩道が設置されていないという部分が県道において都度都度、見受けられます。それも総合的に含めまして、県にその措置について要請していきたいということを考えているところです。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 優先順位の問題はあろうかと思うんですが、先ほども言いましたとおりワルミ架橋もあした開通式でありますし、本当にまた交通が、数珠つなぎになるような状況で車が並んでしまうんじゃないかという懸念もしますし、交通量の多い中で事故が起こったらという懸念もあります。ぜひそういうところを勘案していただき、県のほうにも強く、強く要請をしていただきたいと思っております。それでは次、お願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 事項2についての答弁を求めます。建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 質問の事項2、(1)についてお答えいたします。質問の件について北部土木事務所に問い合わせたところ、屋我区域については地域との調整を去る6月24日に終え、12月22日には関係地権者に対して工事及び用地説明会を予定しているとのことであり、説明会後、順次用地交渉に入る予定であるということであります。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) この県道110号線の屋我の区域の中にある道路で、ここらあたりは、その県道の中でも一番危険な場所です。そこで死亡事故もありましたし、市のほうに陳情した後に交通安全、注意を促すような立て看板を設置していただきましたが、その後も物損事故は毎回毎回というぐらいあるんです。だから構造的に、その道路の構造がちょっと悪いのかと素人ながらにそう思うんですが、と言いますのは急カーブの割に道路に勾配がついていないんです。そういうこともある中で、その事故が起こるのかなと思っております。この県道110号線のバイパスの建設のためには、屋我地振興会として屋我地じゅうの住民に集まっていただいて、建設促進のための大会も開いて、そういう事業採択になったというような経緯もあります。その中でも今言うカーブは、一番早く改善をしてくれというような話をしたんですが、なかなか採択された後もその事業の進捗がないということで、今県道110号線バイパスというのは途切れ途切れになっておりますが、整備されつつあります。当初の予定ではワルミ架橋と、それから県道110号線のバイパス、それと古宇利架橋は同時に完成するというような、そういう見通しもありまして、その説明を受けたわけですが、古宇利架橋が完成してもう五、六年になりますが明日の完成ということであり、またこの県道110号線のバイパスというのは本当に時間がかかっている。我々の当初の目的から、また当初の予定からも大分遅れているわけでありますが、先ほどの中でこの屋我のカーブといいますのは、地権者の説明会が12月22日にあるという話を聞きまして、ああ、ようやく手をつけてくれるんだなということがあります。ある面、安堵をしているところなんですが、ただ、いつごろに工事が着工して完成するかはわかりませんが、今、滑りどめといいますか、アスファルトがあります。カラーのアスファルト。それをその道路の中でも今設置をされているところがあるんです。ここ二、三カ月の間にやった所があるんですが、そういう滑りどめの工事でも暫定的にやってもらえれば、ある面、事故というのが防げるんじゃないかと思ったりするんですが、そういう話とか提案とかはなかったですか。 ○副議長(神山敏雄君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 暫定的に施工というのは今、話は伺っていないところでありますけれども、やはり給油所から屋我の公民館入り口までは急勾配になっていることは私も確認をしております。その意味で、その部分についてはやはり用地買収から工事の完了まではかなりの時間が必要となると思います。その意味でも暫定的にそういう舗装は必要ではないかということを考えておりますので、県にもその辺を要請していきたいと思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 事故を減らすということを考えますと、もし構造的な欠陥とすれば、そういう暫定的な措置も必要ではないかと思っておりますので、また市当局のほうからも要請をしていただきたいと思っております。この県道110号線のいわゆる建設にかかわった屋我地地域から振興会として大会も開きながら要望を繰り返してきたところであり、そういう流れの中で採択をされてきたわけでございますが、しかし、この要望をしたのは、もう15年ぐらい、もっと前になりますか。そういう時期でありましたので、必ずしも屋我地地域の住民、そして名護市民がこの道路を必要として、いわば必要度といいますか、交通の便を確保するために必要度というのはそんなには感じていなかったと思います。私もそう思っております。ただそのときに、その道路、ワルミ架橋ができて、それなりに必要だろうと。そうなれば当然、ワルミ架橋にしてもそうなんですが道路がどうしても必要だろうと。今の県道110号線というのが屋我地地域周囲を回っている、集落の中を通っている部分もありますので、それは必要だろうという程度の話であって、本来のもっと大きな目的というのは、その沿線に屋我地地域が振興、活性化できるような観光施設をつくるというのが非常に大きな目的の一つだったんです。それで県の方々とはその話もして進めてきたわけでありますが、当初、その道路を20メートル道路にしたらどうかと。そのときの土建部長といいますのが上原土建部長でありまして、向こうのほうからも助言がありまして、一度つくった道路を拡幅するのは大変だから、初めから20メートル道路をつくれよという助言がありましたので、20メートル道路をつくって、その周辺に観光施設をつくれば屋我地地域の活性化、いわゆる農村地域であっても活性化の一つの基盤づくりになるんじゃないかという助言もありましたので、それを夢見てといいますか、地域の人たちが非常に願望を持って、いわゆる自分の土地も提供するという形になったわけです。この県道をつくるために、交通の便だけのものであればそんなに大会まで開いてやったのかどうかはちょっと私は疑問に思うんですが、やはりそこには地域の活性化のためには農地をとられても、やはり道路をきちっとつくる。その周辺に観光施設でもできれば農村が生きていける道も開けるんじゃないかという強い思いがあったということだけはここで皆さん方にお伝えをしておきたい。そういうこともありまして、私が4番目にきょう質問をします直売所の件、それが当初からその目的があったのです。そのことについてはまた後で触れることにしますが、そういう状況のもとで地域活性化のため、地域の振興のために農業と観光を結びつけるために、その道路に対しての強い思い入れがあったということであります。それでは次、ご答弁をお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 事項3についての答弁を求めます。産業部長 平三男君。
    ◎産業部長(平三男君) 私のほうで質問の事項3についてお答えします。屋我地漁港は平成21年12月に漁港本体の整備事業が完了し、附帯施設に関しては平成22年6月にウインチ施設が完成しております。今後の附帯施設については平成21年4月に羽地漁協の組合員などと一緒に北部地域の各漁港の設備を視察しておりますので、屋我地漁港の利用形態に沿った必要な設備を漁協や組合員と相談しながら計画していきたいと考えております。現在、屋我地漁港の環境整備や附帯施設整備に関する新規の事業導入について、沖縄県と調整をしているところであります。また、別途の事業導入の可能性についても模索していきたいと考えております。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 漁港ができて大変喜んでいるわけでありまして、長年の漁民の要望というのが実ったということで喜んでいるところなんでありますが、ただ、漁港にしますとどうしても附帯設備が必要だと。いわゆる製氷施設とか漁具倉庫とか、屋我地振興会も漁民と一緒に各漁港を回って、また名護市の担当の方々も一緒になって、どういうものが必要だと。また屋我地地域においてはどういうものが必要だということを勉強するために視察研修もしております。そしてその中でも、やはり製氷施設とか漁具倉庫、いわば海藻とかの乾燥場も必要じゃないかという話も出て、また蓄養の面の話も出て、大変期待をしているところなんですが、今、話を聞きますと、来年度に向けてどういうことをしようとかいう具体的な話はないようでありますが、まだ具体的に計画は全くないんですか。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部長 平三男君。 ◎産業部長(平三男君) 去った9月でしたか、沖縄県の農林水産部と北部の市町村との意見交換会というのがございまして、そのときに名護市としてはそういう漁業関係ではそういう設備が欲しいということで、要望をさせていただいております。その中で、漁村再生交付金とか、メニューとしてはそういうのがあると伺っておりますので、今後も県とそういう事業の活用ができるのかどうかについて調整を図っていきたいと思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) まだ具体的に事が運びそうにはないような状況でありますが、今のウインチとかは去年ですか、設置をされまして係留の中でも台風時に引き上げをするとか、そういうことに使われていて、設備が整いつつあるのかと思っておりますが、平成23年度に何か1つぐらいはその附帯設備を具体的に実現をしてほしいんです。せっかくこれだけの国民の税金20億円余も投下をされておりますし、その費用対効果の面からも、今はまた漁民がその屋我地漁港を利用したいという根底には、いわゆる漁場までの距離が屋我地漁港から出ると近いと。そういうこともあって、漁民は早目の利用をしたいわけです。燃料の問題とかもありますので、そこらあたりの軽減、時間的な節約というのもあるものですから、そこらあたり。第145回の定例会、平成18年12月なんですが、宮里尚部長の答弁がありますので、ちょっとそれを引用したいと思っております。質疑の中での答弁だと思いますが、「大型漁船を屋我地漁港に移転させることですが、例えば今までの現状からしますと、屋我地の外海から内海を通って仲尾次漁港まで船を運航する場合の時間帯の問題が随分あります。それと燃料費の問題。これからしますと3トン以上の大型船は現在建設中の屋我地漁港に移転して、向こうで係留をしてもらいまして車両で行き帰りするということが経済面からしましても安価になるんじゃないかということもございまして、また一部、稲嶺、源河の漁民の皆さんからも、屋我地漁港ができれば、屋我地漁港キーステーションにしたいという話がございます。先月、組合長をはじめ役員の皆さんとも話し合いをしました。この件につきましては屋我地漁港ができましたら屋我地漁港に移転して操業したいということで、今現在、製氷、冷蔵、給油施設等についても屋我地漁港に整備をしてくれという組合の役員の皆さんからの要請もございます。ということで、今後は平成20年度に屋我地漁港が完成しましたら、仲尾次漁港の3トン以上の皆さんは屋我地漁港を利用したいということでありますので、組合の意に沿うように善処していきたいと考えております」という答弁をされております。やはり漁民にすれば、漁場までの距離とか利便性、時間的な短縮、そういうことも考えますと、屋我地漁港を利用していきたいという思いがあるようであります。それから、147回の定例会、平成19年6月なんですが、その当時の産業建設課の永野課長の答弁にもあります。製氷施設は必要だということを「名護市でできる方向で検討していきたい」と、そういう答弁もあります。やはり今すぐ一番早目に必要なのは製氷施設だろうと思っております。給油とかは給油所にお願いをすれば車で運んできてもらえるということもありますので、今は必ずしも給油施設とかそういうものは必要ないかもわかりませんが、氷、製氷施設は非常に必要だということなんです。その製氷施設は五、六年前になりますか、仲尾次の漁港で製氷施設をつくっておりますが、その仲尾次漁港の中で大体1,000万円ぐらいでそれができたという話も聞いております。向こうの場合は別個の建物もありますので、それは安くついたかもわかりませんが、今すぐ補助事業がないというのであれば、その漁港というのを最大に活用していく、また漁民の声というのも聞いていただくという意味合いで、単費でもその対応ができないものかどうか。それは市長にお聞きしないとなかなか答えが得られないと思いますが、市長、今までのお話を聞いていく中で、単費対応というのはできないものでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 副市長 親川敬君。 ◎副市長(親川敬君) 今、平成18年ごろからのその当時の部長、課長の答弁を今読み上げていただきました。そういう意味では必要性については認識があると思います。そういう意味で先ほど平部長からありました、今年の県との意見交換の中でもメニューを使ったことも申し入れをしているということであります。その進捗を見ながらまた検討していきたいと思っています。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 漁民の長年の希望も実現しまして、20億円余もかけて漁港ができております。それをフルに活用していくためにも今後行政が漁民に対する支援をしていく必要があろうかと思っております。屋我地漁港に今必要なのは、先ほども申し上げましたが蓄養施設とか、それから漁具の倉庫です。それから北側の風を防潮林とか防風林というのが漁港の中で必要だろうとも思っておりますし、そこらあたりも配慮していただきたい。ですから、もし今、副市長の答弁にありましたような形で補助事業が導入できないのであれば、単費を使ってでもというような考えも非常に我々は期待をするわけでありますので、この事業の中の1つでも毎年毎年、解決をしていって、附帯施設を整備していくと。そういうことによって、その漁港が今後活用という面で非常に大きく広がっていきますし、また漁民の生産意欲というのも出てきますので、そこらあたりぜひ配慮をして、今後それに取り組んでいただきたいと思っております。それでは4番目、支所庁舎のご答弁をお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 事項4についての答弁を求めます。企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) それでは質問の事項4につきまして答弁を申し上げます。こちらは支所とそれから直売所という形での二つの機能を持つ施設についてでありますので、答弁のほうは私のほうで一括でしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。議員のおっしゃるとおり屋我地支所はもう築45年が経過しておりまして、老朽化が進んでいると。これは我々もそのとおりだと認識をしております。支所のみとなりますとまた別の考え方もありまして、もう少し早く対応もできたのかとは思うのですが、そこもご承知のとおり、振興会のほうで直売所の併設というものが検討されているということがございます。平成20年6月には屋我地振興会長名で建設場所等についての市長あての陳情があり、市としましても建設予定の場所が本当に建設可能かどうか、県の農地水利課や農業委員会、それから羽地大川土地改良区など関係機関との調整や市関係課での検討をしておりまして、厳しい状況であるという回答をさせていただいております。今後も早期の解決に向けてどのような方法がよいのか、屋我地振興会とも調整を図りながら考えていきたいと考えております。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 屋我地支所の庁舎、来られてごらんになった方はわかると思うんですが、本当にコンクリートの剥離、ひび割れというのがあらゆるところに出ておりますし、そればかりではなくて、ホールというな名前はあるんですが、本当にそれが機能しているかというと大変疑問に思うほど老朽化が進んでいるという状況なんです。扇風機がありますが、危ないですから「回さないでください」そして、窓なんですが、閉めるのが大変ですから「開けないでください」という張り紙をしなくちゃいけないような危険な支所なんです。その支所の中で、いわゆる台風時とか地震が発生をしたり津波の警報が出たときにそこで、それに対応するための消防団員たちが待機をしているんですが、一番危険な屋我地支所でその危険をみんなに知らせるというは何か皮肉な話でありまして、待機をしている消防団が一番危険じゃないかと思うほど台風時、津波の問題、そして地震。そういう状況で本当に行政的な施設として機能もできないというような状況まできております。そういうところを私はそう思っているんですが、その建設の必要性について認識は大体同じだと思うんですが、再度確認するためにその建設をすべきかどうかということ。建てかえをすべきかどうかということの認識について、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) 先ほども答弁しましたとおり、屋我地支所庁舎の老朽化は十分に認識しておりますし、建てかえが必要だということも十分認識しているつもりでございます。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 支所庁舎の話はそれなりに建てかえが必要だということの認識は一致をしておりますので、それでは直売所なんですが、先ほど私が冒頭のほうでも申し上げましたとおり、ワルミ架橋と県道110号線のバイパス、それをなぜ屋我地地域が、屋我地住民が集まって大会を開くような形で建設促進をしてきたのかとうことですが、そのことについては当時、大田知事県政でした。そして我が名護市は比嘉市長、そして建男助役という状況でありまして、その大会を開く中、県に陳情要請をしたわけです。大田知事に直接、私も含めて陳情をしました。様々な努力要請を続けた中でそのワルミ架橋の事業が採択をされて、県道110号線の採択もされました。先ほど申し上げたんですが、それは交通の利便性だけを考えての話ではなかったと。いわゆる沿道に、観光に結びつけられるような施設、一番大きな目的の観光施設をつくってほしいという思いがあったから屋我地地域の振興会としても取り組みを強化をして今まできたわけであります。今言いましたとおり、あした開通式になるわけなんですが、我々の当初の目的とした直売所、観光施設というものはなかなか前に進んでいかないという状況の中で、またそれは県とも調整を続けてきたんですが、国のやはり財政の逼迫(ひっぱく)、そういうものの中で20メートルを我々は要望してきた、それも土建部長の助言もあってやったことなんですが、しかしそれが10メートル50センチという形で道路ができて、縮小されております。そして、また完成を見ていないわけであります。それも大分遅れております。そういった中で起こったのが岸本建男市長時代に農業公園という発想、農業公園が必要ではないかという建男市長の思い入れ、発想がありまして、我々も本当に今まで望んでいたことだということで、それに取り組みを変えたわけです。そして農業公園の場所の選定、そのために地主への接触、そして各字への説明会、ビデオも持っていきながら各字でみんなに説明をしながら屋我地振興会でも説明をして、農業公園の設置をするために一生懸命頑張った、市当局も大変頑張ってくださいました。しかし、その策定事業ができ上がって着工になるんじゃないかという非常に期待をしていたときに様々な要因があろうかと思うんですが、この農業公園の構想が頓挫(とんざ)をしてしまったということで非常に残念なことでありました。しかし、私は農業公園がもしできないにしても、その中に位置づけられていました、いわゆる屋我地支所の建設とそれから直売所の建設、それは取り出して今後も続けて考えていくと、こういう約束のもとに農業公園の頓挫をいたし方ないのかなという認め方をしたわけでありまして、その後もやはり担当部局とも直売所の話とかを続けてきたつもりであります。また前市長、前副市長2人とも、その話を続けてきたわけですが、なかなか現実のものにはならないという状況で、今企画総務部長からのお答えがありましたが、なかなかすぐというわけにはいかないとう様々な問題が出てきているということであります。一番の私たちの要望であるその直売所、その直売所の建設の必要性、それについて同じような考えに立っているのかどうか再度確認をしたいと思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部長 平三男君。 ◎産業部長(平三男君) 議員のおっしゃるとおり、屋我地地域、古宇利大橋ができました。それから、あしたはワルミ架橋が開通するということで、非常に屋我地地域が観光の拠点としても発展する可能性があるということは私どもも認識しております。どういう施設が屋我地の振興会の皆さんの、地域の皆さんの意向に沿えるような施設がいいのかどうかについても検討していきたいと考えております。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 必要性は感じておられると、そして、どういう施設になるかということを検討していきたい。また振り出しに戻ったような感じで大変残念であるんですが、屋我地島にあしたの開通式を迎えるワルミ架橋を含めれば、古宇利大橋がありますし、ワルミ架橋が完成、そうして屋我地大橋があります。一つの島に三つの橋がかかるというのは日本全国でもまれじゃないか。ほかに例があるのかと思うほど、そういう思いを持つんです。私たちはその直売所の関係とか、その勉強のために長崎、いわゆる島々の多い長崎に研修にも行きました。しかし二つの橋は島々にあるんですが、三つの橋というのはないんです。ですから向こうでの直売所とかを勉強しに行ったんですが、本当に三つの橋ができたというだけでも観光としての基盤といいますか、観光地で今後伸びていける要素というのがあると思うんです。いわば古宇利架橋ができたときに私が先ほどお話しをしました五、六時間の間に6,000台、こんな田舎で6,000台の車が通るというような状況、数珠つなぎになるほど車があるということでありますので、ただ通過交通だけのためにこの県道110号線バイパス、ワルミ架橋、そして古宇利架橋があってはならないと思います。その通過交通だけではなく、ここで金を落とす仕組み、それをつくらなければ農村地域が発展するというのはまずないんじゃないか。私がいつも言うんですが、もちろん農業というものの中でサトウキビというのは非常に重要な生産であります。しかし、サトウキビだけで、もし屋我地地域が農業で生活するとなると、普通のレベル、並の生活をしていくには恐らく30世帯が限界だろうと思っております。3万坪ぐらいなくちゃだめなんです。農業を機械化してサトウキビをつくるとなると。30世帯しか暮らせないという地域になってしまうんです。それを農業を振興していくというのは、観光と結びつけていく。市長のお話もよく私は聞きますが、観光と結びつけなければ現状生産だけではなかなか立ち行かない。それで農業振興なんて言ったってできる話じゃないと。限界がすぐ見えてくるんです。しかし、花をつくる、野菜をつくる、果物をつくる、そしてそれに付加価値をつけていって販売するというシステムをつくれば、農業でもある程度、一定程度の生活レベルができるような収入が入ってくる。それが今、私たちが望んでいる、または求めているところなんです。ですから、その施設といいますのは屋我地地域にとってどうしても必要だという強い思いを持つわけです。この取り組みに対して、今まで市当局も大変ご尽力をされて、様々な形で農業公園を誘致しようとしたり、設置をしようとしたり、また直売所のこともいろいろ考えてくださったんです。しかし、我々の要望、陳情に対する回答が来ておりました。そして今、企画総務部長からも、それから産業部長からもその話があったんですが、今我々が提示した建設場所にはなかなか難しいだろうというような話。また、去る6月定例会において私のこの直売所の件、支所庁舎の件についての副市長の答弁がありますので、少し読み上げさせていただきます。「義房議員おっしゃるように、平成20年が初めてではないということについては、先ほど申し上げた認識です。今、質問の中にもありますように、平成8年ごろからいろいろな積み重ねがあったんだということについても、もう一度認識を新たにしたいと思います。そういうことも現在、かなり時間はたっていますけれど、でもその期間が積み上げされてきた。ある意味ではノウハウというんですか、知的な積み上げというんですが、それはあると思います。それをもっと大事にしながら、それで今言う直売所の場所も含めて、これまでの積み重ねの中で、どこがブレーキになっているか、こういうことを踏まえながら、もう少し積極的に取り組みをやっていきたいと思います。」という積極的な答弁をいただきましたが、今ブレーキという表現をされていますが、先ほどの場所の件で回答の中にもそういうブレーキになっている部分というのがあるんですが、そのブレーキの部分というを端的な表現で説明をしていただけませんか、どなたでもよろしいんですが。 ○副議長(神山敏雄君) 副市長 親川敬君。 ◎副市長(親川敬君) 私のほうから答弁させていただきます。その振興会から申し出のある場所だとか、これまでも振興会に説明があったようですけれども、役所が考えている場所だとか、現在の位置だとか、それと架橋の入り口の付近です。あの付近も実は現場踏査というんでしょうか、やりました。確かに支所については緊急性がかなり高いと思っています。老朽化がかなり進んでいて。そういうことで支所の新築の話と、確かに地域発展のためには核になるそういう地域振興のための、今具体的には直売所とおっしゃっていますけれども、直売所じゃなくても何か地域の核になる、振興の施設が私は必要だと考えています。ただ、そのことと一体としてやるとなかなか…、特にどういう施設にするか、支所は別にして。もう一つ振興のための施設についてはどういう形態にするのか。そこで何を販売していくのかだとか、そういう具体的なことについてなかなかお互い話し合いが進まないということもあります。そういう意味で、支所だけを取り出して、もし振興会とお話しができるのであれば、それは話は進むと今考えています。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 今、副市長のほうから支所だけならまた別な方法もあり得るだろうというような話がありましたが、私が考えるところでは、支所だけではどうしようもないんです。といいますのは、屋我地支所というのは今ある所、やはり様々なイベントの会場になったりするわけですが、面積的にも小さいということもあります。それと自転車競技とかも今やっているんですが、そこでやると面積的な小ささもさることながら、駐車場がないものですから、車をその周囲の集落にとめたりするので、大変迷惑をかけてしまって苦情が出るというようなこともありました。私が今まで市のほうに提示をしたもの、そして市のほうからある程度場所の提示がありましたので、県道110号線の屋我地で一番高い所なんですが、ここに市有地がありますので、提示がありますが、あれでは面積が小さいんです。あの面積ではまずだめだろうと思います。そして我々も当初、あの一番高台を予定していたんです。それから、今は県道110号線バイパスがありますが、それが古宇利架橋から、今言う市が提示された一番高い場所にT字で結ぶ、もう一つのバイパスも計画していんたんです。あれは採択されなかったんですが、この一番高い所から風光がいいし明媚だし、そういう所につくれば一番いいんじゃないかという発想でやったんです。しかし、道路をつくってみると、道路とその場所との段差が7メートル、8メートルぐらいあるんです。そこで、ここではだめだということで、各字におりて説明をしながら、どの場所がいいかという意見も聞きながら、みんなの了解が得られたのが今後の支所の庁舎と、それから直売所の両方を兼ねる要件を満たすような場所というのが診療所のあるウンダチというところ、そこなんです。そこがいいと。一つ一つ理由を申し上げますが、役所の支所というのは各字からの距離というのを非常に区長さん方は気にするんです。各字の皆さん方は気にするんです。その場所を選定するために、我部の区長から相当クレームもついて、前の場所であったんですが、今言うウンダチという所は各集落から2キロ以内におさまるんです。ほぼ2キロ以内におさまってしまいます。そういうところも支所の庁舎の立地場所としては非常にいいわけなんです。そうして今の支所といいますのは本当に海抜ゼロメートル地帯と言えるほど低地です。先ほども話したように災害時のいわゆる避難場所にはなれないんです。その支所は。今の場所だったら。ですから、少なくても15メートルから25メートルの海抜、それを確保できるような場所が必要だと。その要件を満たすのもその周辺なんです。そして直売所といいますのは、ワルミ架橋から屋我地に、海洋博記念公園といいますのは年間300万人ぐらいの観光客が来るんですが、海洋博記念公園から屋我地にワルミ架橋を通って入ってくる。入ってくると必ずしも直線的にウンダチのほうに入るわけじゃないと思うんです。それも各字の説明会の中で住民が出した意見でした。私ももっともだなと思ったんですが、どうしても古宇利大橋まで足を延ばすだろうと。古宇利大橋まで延ばすのであれば、今言った一番高台である所は、それでもだめなんですよ。今、役所の土地がある所は。古宇利大橋まで行くのであれば、先ほど道路のことを言いましたが歩道が設置されないと。この道路を通って済井出バイパス、そして済井出バイパスから通れば済井出の県道110号線と県道125号線の交差点からそのウンダチまで400メートルぐらいあるんです。だから県道を利用してウンダチまで入れると。大部分のお客さんがワルミ架橋を通ったら古宇利まで行くだろうと、古宇利からはバイパスを通って県道110号線、125号線の交差点でウンダチまで400メートルぐらいで行けますから、だからウンダチの周辺、そこらあたりが一番の適地であろうと。直売所にしてもです。そして支所の場合には当然、各字からの距離というのも非常に大きな要素になりますので、それを満たすのがそのウンダチ。私たちが主張している、私たちが提案をしている場所なんです。ですから、もし仮にそれ以上の土地、場所があるというのであれば、私はぜひ市のほうから提示をしていただいて一緒に考えて、今後、直売所も持つ。そして各地域の人たちがここならば支所庁舎もいいんじゃないかと言える場所があるのであれば一番いいんですが、提示がされていないものですから。またもう1点です。農振地域であるということと、また新しいかんぱい事業が入っているということで、その農振地域を解除するというのは非常に難しいだろうというような話もありました。しかし、我々が当初目的にしたその道路の建設といいますのは、それに農振地域の農地を大分使っているんです。これは屋我地地域のため、名護市地域の交通の便だけのためではないんです。我々にすればその屋我地振興のために必要だろうということで農振地域の農地を提供しているわけです。それを考えれば、たかだか二、三千坪の農地を屋我地地域振興のために農振解除ができないとなると、私はこれは理不尽な話だと思います。農業の振興のために農地を加工する、農地を、農振を変えると。それができないとなると果たして農振という意味、また農村地域の農業を守っていく、発展させていくということから本当にかけ離れて理屈が合わないんじゃないかと。道路をつくるために何万坪にもなるんじゃないですか、農地を使っているのに。農業振興のための直売所、それをつくるために農地が使えないとなると、本当に理不尽な話だと思っております。そういうことを考えれば、私たちが提案をしている場所というのを再度考えて、それはもちろん農振を外したりするのは政治的な判断によるわけですから、市長のほうにそれは強くお願いをしたいわけですが、こういう私が今言った理屈。またそれからかんぱい事業の件なんですが、かんぱい事業で今、取水口が各畑に設置をされておりますが、必ずしもそれを使えなくしてしまうという意味じゃないんです。農振は解除をしても、そのかんぱい事業の意味。そしてかんぱい事業の取水口は使えるようにできるんです。あれは100坪だろうが30坪だろうが1,000坪だろうが、そういう中に取水口が全部一つ一つについているわけです。ですから5,000坪とか3,000坪とかある所にある取水口であれば、それもそのまま利用できる。いわゆる土地を残せばいいんです、農地を。残してその取水口をうまく使うという形にすれば、必ずしもそのいわゆるかんぱい事業の中で配慮できないことではないと思うのですが。ですから、もう少し本来の意味、農振の意味、それと本来の農業の振興、それを考える中でぜひ再度その話し合いにもまた考え方も変えていただきたい。もし、私が先ほども申し上げたんですが市のそういう問題をクリアできるような場所があるのであれば、まずそれはそれとして考えていきたいと思いますが、我々が提示をした場所、それを再度、それも視野に入れて考えていただきたい。もう時間もありませんから、そこらあたりでとめようと思うんですが、この取り組みについて再度話し合いをして、また新たな視点で物を見ていくということが必要だと思うんですが、そこらあたりもう一度ご答弁をお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 副市長 親川敬君。 ◎副市長(親川敬君) 基本的な考え方は6月のときにも申し上げました。私は各地域それぞれ、特に屋我地についても地域振興は必要だと考えています。そういう意味では今具体的なお話もありました。そこが技術的な部分もあります。今お話しされた分野は技術的な分野もありますし、そこはどこが今、我々がその場所は適当じゃないと言ったこととどの辺が、要するに整合がとれないのか。これは直接振興会といきなりそういう話しをすると、なかなかまたやりとりだけで終わってしまいますので、そこはなぜそれが今の場所が適当じゃないという判断をしたのかを、もう少し詳細な検討をさせていただきます。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君。 ◆27番(宮城義房君) 時間になりましたので終わりますが、このことについてはもっともっと深く突っ込んで議論をして、農村の振興、農業の振興というものを根本から考えてまいりたいと思っております。ありがとうございました。 ○副議長(神山敏雄君) 27番 宮城義房君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時3分) 再 開(午前11時11分) ○副議長(神山敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。12番 玉城健一君、一般質問を許します。 ◆12番(玉城健一君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきましたので、響の会、12番 玉城健一、一般質問を始めさせていただきます。その前に、本日は安和小学校から6年生の皆さんが教頭先生と担任の信子先生と一緒に見えております。そして我が名護市が世界に誇るウイルスの権威であります根路銘国昭先生夫妻が見えております。子どもたちは将来の有権者でもありますので、ちょっと気合を入れて頑張ってみたいと思います。よろしくお願いします。今年は選挙の年でありまして、4回の選挙に明け暮れた年でありました。最後の選挙を終わらせて、また最後の議会を実りあるものにして終わらせて新たな年明けを迎えたいものだと思います。最後の知事選挙で、私は忍議員とともに開票の立会いをしてまいりました。最後の結果でおいしいビールを飲みたいと思っていたんですけれども、私の陣営は残念な結果になったんですけれども、最後に忍議員から握手を求められて、そこで互いに市民のためにこれからは頑張っていこうということを誓い合ったものです。忍議員、敗者に対する優しいいたわりの心を持った人だなと思ったんですけれども、握手をしながら忍議員はさぞやおいしいビールを飲んだんだろうなと思ったんですけれども、またともに結果を受け止めて市民生活のために頑張っていきたいと思います。それでは早速、一般質問に入りたいと思います。質問の事項1 屋部地域への観光集客施設「道の駅」の誘致について。この道の駅、これは直売所と言ってもいいでしょうか。先ほど宮城義房議員が屋我地地域の振興の直売所の話を力強くやっておられましたが、屋部地域もまたワルミ架橋で屋我地と今帰仁を回ってつなぐ新たな観光のルートになるところでありますので、私は屋部地域の「道の駅」の要望をさせていただきたいと思います。先日、古宇利島に行ってまいりました。古宇利大橋からの海や周辺の自然のすばらしい眺めを体感してまいりました。やんばるに、また一つ新たな観光の名所が増えた。それを実感させられるところでありました。ワルミ海峡大橋があす開通の予定だそうです。私もこの前ワルミ海峡大橋に再度行ってきたんですけれども、歩道がしっかりと整備されていまして、あの歩道から、橋の上からの景色はさぞや大変すばらしいものがあるだろうなと。開通をしたらすぐに見に行ってみたいと思っているところであります。そこもまた我がやんばるの新たな観光の名所になるだろうと期待をしているところであります。そこから、新たな観光客の流れができていくはずです。今帰仁村が観光立村宣言をしています。今帰仁城址(じょうし)の整備を進め、同村の独自性を生かしながら観光と結んだ産業の形をつくっていこうとしているようです。さらにやんばるのすべての町村が観光客を呼び込みながらの地域興し、産業興しを実に力強く進めています。そこで質問の要旨(1)現在、海洋博記念公園を中心とした本部半島地域に350万人とも言われる観光客が訪れるようになりました。瀬底大橋開通後の瀬底島の観光アイランド化、同様に古宇利島でも同じ現象が進んでいます。さらに、国道449号の全面改修、開通、わるみ大橋の開通により本部半島に今帰仁城址を巡り、本部半島を回るドーナツ型の観光客の流れの形ができるものと予想されます。350万人からさらに増えていく観光客を我が名護市に、屋部地域にとどめ、地域活性化へとつなげていくための集客施設が、今、必要だと私は思いますが、市長のお考えを伺います。続きまして質問の事項2 中心市街地活性化について。なぜ、中心市街地の活性化が必要なのか、そして中心市街地と言われるこの地域の活性化と名護市全体の産業の活性化を進めようとしたときに、ここでは何をどうすればいいのだろうかと、これは自分に対する問いかけでもありますが、以前は名護のまち、中心街が私たちの、そして多くのやんばるの人々の買い物、娯楽の場所でありました。現在、大手スーパーの進出や、西側を通るバイパスができたことなどで人の流れが大きく変わってしまいましたが、ここは名護の歴史が詰まっているところであります。名護の顔であるとともに、やんばるの入り口であり、やんばるの顔でもあると言えるのではないかと思います。これまで、ここで買い物をし、お金を落としてくれるということで、この地域を支え続けてくれた人たちともう一度、名護のまちで買い物をしたい。楽しい時間を過ごしたいと思っている人たちの思いに、いま一度こたえる新市場のオープンがその切り札になるものと思いますが、歴史が詰まっている、それは観光の資源であるとも言えると思います。名護市を通る多くの観光客の足を中心市街地へと向かわすための新市場に続く新たな施策と演出もまた必要だと私は思います。そこで質問の要旨(1)市営市場のオープンが新たな活気あふれる市街地をつくっていくためのスタートになり、起爆剤になるものと思いますが、活性化に向けた新たな施策をお聞かせをいただきたい。続きまして質問の事項3 愛楽園の将来構想について。質問の要旨(1)多くの観光客が訪れるようになった古宇利島を望み、風光明媚な場所に10万坪とも言われる広大な敷地と充実した医療設備を持つ同施設の今後について、市当局はどのようなお考えをお持ちなのかお伺いします。続きまして質問の事項4 根路銘国昭先生の研究活動の支援について。質問の要旨(1)ウイルス研究の世界的権威であり、名護市に研究施設を置き、これまで活動を続け、現在、羽地地域に新たな施設建設の計画があるようです。先生を我が沖縄県、そして名護市の大きな宝、そして財産だととらえ行政の積極的な支援が必要だと思いますが、当局の考えを伺います。続きまして質問の事項5 道路行政及び市民生活に係る問題について。質問の要旨(1)伊差川サンエー前、信号機の設置について。これは市民、婦人の方二、三名から要望を受けております。カーブになって大変出入りがしにくいというのと、夕方、大変込み合うようでありまして、出入りに大変支障を来しているようであります。続きまして質問の要旨(2)東江小学校前、街路樹の剪定作業について。これは先日、岸本直也議員からも同様の質問がありましたけれども、私はその樹種についてもお伺いしたいと思います。あの小さいますの中に大きくなるような樹種が実際に適当であるのかどうか、街路樹として適当であるのかどうかも含めて伺いたいと思います。続きまして質問の要旨(3)市民会館大ホール、これはホールの中の通路の手すりの設置についてであります。高齢者の方が、そこの薄暗い中で転んだようであります。その設置について伺います。以上、一次質問としまして、二次質問は自席で行います。 ○副議長(神山敏雄君) 市当局の答弁を求めます。産業部参事 平良芳一君。 ◎産業部参事(平良芳一君) それでは質問の事項1 屋部地域への観光集客施設「道の駅」の誘致についてお答えいたします。現在、多くの観光客が海洋博記念公園を訪れるに当たり、国道449号の改修とか、あるいは古宇利大橋の開通に続き、あしたですかわるみ大橋が開通いたしますと、様々な経路を活用したアクセスが可能となります。屋部地域におかれましては国道449号が改修されることにより、海洋博記念公園までのアクセス時間が大幅に短縮され、多くの方に利用されるようになりました。このことに伴い、地域活性化のための集客施設の「道の駅」の誘致ということでございますが、確かに国道449号が全面的に開通すると、そこは海のそばをきれいな道路でドライブして行きます。そこはまた新たなドライブコースとしてますます人気を博すると思います。そのドライブ客の休憩とそれに伴った地域の振興施設、それを整備することは今後必要になってくると思っております。続いて質問の事項2 市街地の活性化についてお答えいたします。中心市街地活性化については、市が実施する中心市街地関連事業として、名護市産業支援センターそれから名護漁港直販所、それから市営住宅、それから市営市場、これらが今年度にはすべて完了いたします。今後の展開といたしましては、これらの施設を活用し中心商業地の再生と経済の活性化を図っていくことになり、市街地周辺の商業者や通り会、並びに関係団体等が一体となり誘客を図るプログラムづくりや、あるいはイベント開催を目的とした組織づくりを行うことが不可欠と思っております。まずは中心市街地活性化プロジェクトが所期の目的を達するように、このような組織づくりの支援等を行い、商業者や関係団体等が主体となった中心市街地の活性化に向けて活動をしていきたいと思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) それでは質問の事項(3)愛楽園に関してお答えいたします。平成20年度に策定された「国立療養所沖縄愛楽園将来構想」では、「時とともに地域にとけこみ、人々が癒され、ふれあう施設としてあり続ける」ということを理念として、三つの基本目標を掲げ、それを達成する取り組みとして二つの短期的及び二つの中長期的な取り組みを基本方針として位置づけ、愛楽園及び愛楽園自治会、それから名護市、そして地域の人々の取り組みとして示しているところであります。四つの基本方針といいますのは、まず1点目、医療・介護サービス水準の維持と医療施設の地域開放。それから2点目は、ハンセン病への理解の向上及び交流の充実。3点目は、愛楽園の機能を生かした地域振興等にも資する新たな施設整備。4点目として、市の振興にも結びつく新たな施設の整備検討という四つでございますが、1点目と2点目につきましては短期的な取り組みとして位置づけ、3点目、4点目は中長期的な取り組みと位置づけてあります。短期的な取り組みといたしまして、愛楽園や愛楽園入所者自治会の皆さんと連携を図りながら、既に実施しているところでございます。本構想の特徴は、園の歴史を風化させず、ハンセン病の患者であった方々の受けた被害の回復に努めるとともに、愛楽園入所者に対し安心して豊かな生活を営むことができる環境を提供し続けることと位置づけていることにあります。構想策定に当たっては、入所者の皆さんからアンケート調査を実施したこと、それから屋我地地域の各行政区の皆さんの意見を聞き取りまとめてあります。これらを踏まえまして、今後にわたり入所者の意向を勘案しつつ、構想実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○副議長(神山敏雄君) 企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) それでは私のほうからは質問の事項4、それから質問の事項5の質問の要旨(1)についてご答弁を申し上げます。まず、質問の事項4 根路銘国昭先生の研究活動の支援についてでございますけれども、ご本人がいる前でどんな答弁になるか、少し困っているところではございますけれども、答弁をさせていただきます。去る11月5日に直接根路銘ご夫妻が名護市役所を訪れております。市長はあいにく別公務がございまして、お会いすることはできなかったんですけれども、副市長はじめ私を含め何人かの部長でお会いして意見交換、情報の交換を行っています。そのことについては玉城健一議員も同席なさいましたので、その辺はご承知のことであります。また、つい先週なんですが13日、那覇市で行われた先生の講演会、出版祝賀会に市長、それから私を含め3人の部長、計4人で参加しまして、その場でまた改めて先生の偉大さを実感したところであります。議員もおっしゃっているように、根路銘先生はこれまで数々の研究の成果を挙げておられ、ウイルス研究の世界的権威として知られています。まさに沖縄の、あるいは名護市の誇りであると考えております。特にやんばるのセンダンを原料としたウイルス対策剤、これは国内外で大きく注目されている先生の研究の大きな成果だと認識をしております。また先生も名護市での事業、あるいは研究の展開に非常に強い思いを持たれていると伺っております。市としてどんな協力ができるのか、あるいはどのような連携ができるのか、これは既に検討に着手をしております。できれば平成23年度にはその方策について何らかの形を構築したいと考えているところでございます。それから質問の事項5、質問の要旨(1)についてでございますけれども、これは議員ご指摘の伊差川サンエー前の県道71号線は交通量が多くて、サンエーにて買い物をして帰る車が駐車場から県道に出にくいという状況があることは認識をしております。ただ、この場所への信号機の設置は、交通量、危険性、渋滞の状態など総合的な判断になりますけれども、この場所については、名護警察署としましても年に1基ないし2基程度の信号機しか設置ができないという状況にあって、いろんな地域から数多くの設置の要請が上がっているという状況のようでありまして、この場所につきましては、ひとつの民間のいわゆる施設といいますか、そこを利用するための信号設置ということになりますので、優先順位がどうなのかということになります。公安委員会への上申を今後も続けていきたいと思っておりますが、その辺のご理解をお願いしたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) それでは質問の事項5、質問の要旨(2)についてお答えいたします。ご質問の件につきましては、せんだって岸本直也議員にもお答えしたとおりでございますが、街路樹は植栽後30年以上経過しており、高木となっているところでございます。主な樹種としてはアカギ、デイゴ、ベンジャミナ、シマサルスベリ、それからキワタの一種であるボンバックスという木が植えられているところであります。去った台風7号で高木1本が東江小学校側に倒木いたしました。このことを踏まえ、高木の剪定、管理の必要性を感じているところであり、管理者である北部土木事務所においては、剪定作業を予定しているとのことであります。 ○副議長(神山敏雄君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) では、私のほうから質問の事項5、質問の要旨(3)について答弁いたします。市民会館大ホール客席内通路への新たな手すりの設置ということにつきましては、通路の幅員の確保等が必要となりますので、建物の構造上、困難だというふうに考えております。現在、市民会館におきましては、公演を実施する際に主催者との事前打ち合わせを行い、安全管理や催し物の状況に応じて、主催者より数名を館内整理員として配置し、来客の受付、案内、迷惑行為防止係、鑑賞者の介助等を行っていただいております。施設設備といたしましては、階段の足元に誘導灯を設置し、安全管理に努めているところであります。また、非常時におきまして会館職員と連携をとり、誘導や連絡係として非常誘導員などを配置し、公演を開催しているところでございます。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 随時、二次質問をさせていただきます。「道の駅」それは地域産業の活性化に大きく寄与するものだと思いますが、現在、傍聴席に安和小学校の子どもたちが見えておりますが、子どもたちの活動を少し伝えてみたいと思います。安和小学校の子どもたちは、地域の父兄の力をかりながら、部活、いろいろ学校現場で頑張っているんですけれども、子どもたちはまた自ら、学校の外に出かけて地域の農業や、またシークヮーサー工場がありますので、そこのシークヮーサー工場の見学等、いろいろ勉強を続けております。皆さん既にご存じのようにシークヮーサーソング、安和小学校がつくって新聞にも載りましたし、勝山のシークヮーサーを全島に知らしめるお手伝いをしました。その発表会のときには、山川社長は感動の余り涙を流したぐらい喜んでおられました。また、いろいろ地域に出かけて活動をしながら、その活動の発表もまた繰り返しやっております。地域とともに一生懸命頑張っている子どもたちであります。将来また地域の中で頑張ってほしいものだと思います。子どもたちにも一つ伝えておきたいのは、安和小学校の卒業した先輩が、この議場で3名頑張っております。私、勝山出身の玉城と、山入端区出身の大城秀樹議員と、安和区出身の長山隆議員、3名が議会で頑張っておりますのでよろしくお願いします。本題に移っていきたいと思います。続きまして、「道の駅」の件ですけれども、先ほど義房議員が言われていたとおり、ワルミ海峡に橋ができることによって、さらに観光客の新たな流れができてくるだろうと。本部半島で観光をした皆さんがワルミ架橋を渡って屋我地に入る、古宇利島で遊んだ、観光をした皆さんが本部を回って屋部地域に回ってくる。この新たな観光の流れが出てくると思います。今、既に呼び込まなくても350万人が海洋博を中心に本部半島に来ているということでありますが、この橋が開通することによってさらに350万人以上の観光客がそこに増えてくると思います。しかし、我が名護市では、その観光客の多くを通り過ぎさせてしまっているんではないかと思うんですけれども、そこは実際にどうお考えでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部参事 平良芳一君。 ◎産業部参事(平良芳一君) 既に観光客といいますか、その方たちが目の前の国道58号を通って、国道449号を通って、350万人の人たちがここを通っております。それについては我々としても、いかに名護市に引き止めるかというのが長年の課題でありました。確かにまだ十分ではないですけれども。それで一つには水産物の直販所とか、あるいは市街地のほうにプロジェクト、いろいろな事業を投入して少しでもその方たちを市街地の中に取り込んでいきたいというふうにやってきております。しかしながら、依然としてまだまだそういう名護市に観光客をとめるようなことはまだまだやっていかなくちゃいけないと、そのように思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) もう既に呼び込まなくても350万人以上の観光客がそこを通る。これはやはり民間企業でイベントをしたりするには、呼び込むために多くの努力、エネルギーを使うんですけれども、既に呼び込まなくてもできるということは、これは生かさない手はないと思うんです。適切なところに適切な施設を私は屋我地も、あそこはワルミ架橋ができたら、さらに観光客が増える場所であるから、向こうにも必要だと思います。屋部地域も国道449号が全面開通をすれば、そこから観光客の流れができますので、そこに交通量に見合った、将来の交通量を予測した施設が必要だと思います。そこで集客をするには、まず呼び込まなくても通っているというのは最大の利点だと思うのです。それとまた一次産業、これは義房議員も言われていたんですけれども、一次産業を最も早く活性化につなげていくためには、観光と結びつけるのが最もよい適切な方法だと思います。またこの一次産業を永続的に広げていくには、本土に向けて1億3,000万人の沖縄の100倍の人口がいるところに売っていかなければいけないと思います。その観光客の多くが本土から来る人ですので、この道の駅、農産物の直売をするところが、本土の1億3,000万人へ売っていくための窓口にもなると思うのです。そういうところはいかがでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部参事 平良芳一君。 ◎産業部参事(平良芳一君) 一次産品といいますか、農産物等ですが、それに限らずほとんどの商品が東京とか大阪とか、そういう大消費地に遠いと、我々沖縄は。そういうことが、そういう商品の販路拡大、広げていくためのネックになっているのではないのかと思っています。しかしながら、観光というこの有利なそういう我々の沖縄の位置があります。そこで、既に350万人もの観光客が通っていくということで、その人たちの足をとめて、それから本市の一次産業の振興を図っていくということは、すばらしいアイデアだと思っております。そこで、この同施設が名護市の農産物のよさをアピールして、あるいはそのよさを観光客が認めてくれれば、観光客が一たんおうちに帰っても、最近はインターネット通販というのがあります。そういうことでインターネット等で販売を広げていくことができると思います。そういうことで、その施設については、そこですべてを売るということではなくて、一つの我々名護市の農産物とか、そういう商品のショーウインドーとしての役割を果たして、そこで観光客にアピールをして、それでよさを知ってもらって、それで帰ってもインターネット等でそういう販路を拡大していけるのではないかとそのように思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 今、参事が言われたように、やはりそこがまず最初のアピールをする、そこからまたインターネットで買ってもらう。まず最初に観光客の皆さんに、そこにこういったおもしろい特産品があるんだというのをお知らせする、その窓口になるところがその「道の駅」だと思います。今、農産物を売るということで屋部地域から名護市内に向けてのその間では、市民を中心に農産物を販売して成功しているのがファーマーズマーケットであります。しかし私は屋部地域に、この地域に誘致したいのは、ファーマーズが8割から9割、市民を中心に、あと1割から少し観光客中心。向こうは8割観光客、2割市民中心の形のものができるのではないかと思います。そばから観光客が既に住んでいる住民よりも圧倒的に多い数の観光客が通る。だから、あそこは観光客に向けての、本土に向けての窓口になり得るところだと思います。その場所が、私は大変ここの場所が最高だという場所がありますので、少し話をしたいんですけれども、名護市内から名護市の最後の部間まで、その間でどこがいいかと考えたときに、部間の採石近辺にも空き地があるんですけれども、後ろが採石の岩がむき出しのところが多過ぎて、なかなか適当ではないのかなと思います。もっと安和のほうに来ても、山入端の集落の近くに来ても、それ相当のスペースがない。そして屋部地域に入って、名護市内に入ってきたら、海から陸地に国道449号が入り込みますので、その海の見えるいい場所といったら、スンジャガーの後ろのほうに山入端地域になるんですけれども、今、海のそばに結婚式場ができています。そしてリゾネックスがあって、リゾネックスの横にリゾネックスと同規模の新しいホテルが今、建っています。この近辺はやはり景観が非常にいいものですから、ここが観光客の集まる場所に今現在どんどんなりつつあるし、広がっています。その道路の、市役所から行くと右手ですか。ここに1万坪ぐらいの敷地のまとまった土地があります。その約3分の1は名護市の土地でありますけれども、ここは山入端ですので、私は大城秀樹議員と一緒に地主の皆さんと一度話しをしたことがあります。だから、すべての地主の皆さんが、ここに農業の振興につながるような施設をつくろうということには賛成をしていただいております。この場所は参事はご存じでしょうか。僕はここが大変すばらしい場所だと思っておりますけれども、もしご存じでしたら、その場所をどう思いますか。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部参事 平良芳一君。 ◎産業部参事(平良芳一君) 今おっしゃる地域は、確かにすばらしい地域だと思います。しかしながらといいますか、スンジャガーの水系の一つになっておりますので、若干そこが危惧するところではありますけれども、そういう用地とか場所とか、あるいは計画とか、そういうのができれば検討をしていきたいと思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 市長、一次産業と観光を結んで新たな産業の形づくりの手伝いをしていくというは市長の公約にもあったんですけれども、この屋我地の話、また屋部の話、羽地にもその話があると思います。一次産業と観光を結びつける、それが一次産業をより早く活性化していくための一つの最高の方法だと思います。今、呼び込まなくても多くの人がそばを通る。そして大変すばらしい場所がある。条件が整っていると私は思います。何事を決断するにも条件が整っている。その条件の整う量によって決断すべきだと思うのですけれども、私は市長のこの農産物の直売所と、こういった農産物をアピールする場所をつくっていくことに対しての思いを聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 健一議員の質問にお答えする前に、きょうは安和小学校の児童が議会傍聴に、あるいはその勉強をするためにいらしています。将来の名護市を担う皆さんですから、これはとてもいいことだと思っています。生徒の皆さん、先ほどこの議場に安和小学校の先輩が3名もいるというふうに健一議員から紹介がありました。どうぞ皆さんもこれから大きくなったら、皆さんの中から議員であるとか、名護市長であるとか、ぜひだれかがなれるように頑張っていただきたいと思います。先ほど紹介もありましたように、シークヮーサーソングをみんなで歌って踊って、聞かせてもらっている。それから、安和小学校の100周年事業でも皆さんは一生懸命頑張ってすばらしい学校だということをアピールしているのを私も見たことがあります。これからも安和小学校の皆さんには頑張っていただきたい。きょうは、名護市の議員の皆さん方の活躍ぶりをしっかり勉強していただきたいと思っております。では、健一議員の道の駅といいましょうか、そういう関係のものと、それから農業と観光を合わせた、ドッキングさせた事業の推進ということでありました。私は選挙期間中もそのようなことを申し上げてきましたし、またこれから観光は沖縄県のリーディング産業でありますし、それから農業といえば、この熱帯の気候を十分に生かした農産物を生かすことができるのは、これまたやんばるしかないだろうなと、こう思います。そういう意味では観光と農業をコラボさせて名護市の発展を引っ張っていくというようなことについては、これからも力を入れていかなければいけないことだと思います。さらに、先ほどスンジャガーの近くの話がありましたけれども、立地条件としてもいい所だと思います。特に屋部海岸は、景観資源に恵まれておりますし、それを活用するということで、いろいろな観光施設もそろいつつありますから、とても可能性の高いものを秘めていると思いますので、今おっしゃるようなものがどんどん整備されることによって、屋部地域はさらに発展していくだろうと思っております。ぜひ、我々も行政サイドとしてできることをしっかり検討し、ともにその実現のために頑張ってまいりたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 市長、ありがとうござます。久志、大浦わんさかパークがオープンしました。私は名護地域の最適な場所に、その交通量に応じた規模の施設が必要だと思います。これは提案をし続けていきたいと思います。よろしくお願いします。続きまして質問の事項2の再質問をさせていただきます。中心市街地、そこは以前、西側のバイパスができる前は本部の人も羽地の人も、大宜味の人も必ず中心市街地を通って買い物をしながらここを通ったりしていましたが、あの道路が開通した後、随分多くのお客さんが中心市街地を通らないで行くような形になりました。今は東側からのトンネル、伊差川から抜けるトンネルが、バイパスを工事しているんですけれども、あの開通の後には、さらに中心市街地の空洞化が進んでいくのではないかなと考えるのですけれども、それに対して私は大変危機感を持っているんですけれども、それはどうお考えでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部参事 平良芳一君。 ◎産業部参事(平良芳一君) 確かに、バイパスができるごとに市街地が空洞化をしていっているというのは事実でありまして、今回の伊差川へのトンネルができることによって、市街地が空洞化していくだろうということは十分考えられることでありますけれども、我々としては、この市街地が、現在でもそうなんですけれども、350万人が目の前を通っているんですけど、なかなか市街地の中に入ってこない。それは市街地の中に一つの魅力といいますか、そこの市街地に行く目的、それをつくらないとお客さんはそのまま通過していくと思います。よって、その市街地に目的を、その通過する人たちが入っていきたいという、その目的をつくるような市街地にしていきたいと、そのように思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) きのうの夜、新しい市場を見学してきました。1階だけ今はオープンしているんですけれども、大変中がすばらしくて、また2階ができればさらに大変すばらしいものになるだろうと思いました。中心市街地活性化の一つの切り札になるなと感じたところであります。しかし、そのときにそばに品物をおろすための車が何台かとまっていまして、駐車場の問題はやはり中心市街地活性化の大変大きな問題だと感じました。隣に新しい駐車場ができるんですけれども、あれは市場のお客さんだけだったら何とかと思うんですけれども、全体的になったらまた駐車場の問題があるだろうなと感じております。私は、その喫緊の駐車場の解決策として、ひんぷんガジュマルから丸大までの間を一方通行にしてみてはどうかと。前にもこの話を少ししたことがあるんですけれども、今、あの道路の幅の中で、2車線で両端にいつも車がとまっているんだけれども、ぎりぎり何とか通っている。ぎりぎりではあるんだけれども、4台分の幅があるということは、一方通行にすれば両端に車をとめても随分ゆったりとした感じになるだろうと思いますし、買い物をするお客さんや、また品物をおろすお客さんがゆったりとできるのではないかなと思います。以前にもこの話があったようですけれども、この消えたいきさつと、この新たな駐車場の提案をどう考えるかお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部参事 平良芳一君。 ◎産業部参事(平良芳一君) ひんぷんガジュマルから十字路に向けての通り会、向こうには以前、もう随分前になりますけれども一方通行の話がありまして、そのときは両サイドの商業者の皆さんが反対をしまして、そういう買い物広場、買い物道路でしたか、その案ができなかったことがあります。あの当時は、まだまだ名護市が元気なころで、その道路沿いには商業者がいっぱい商売をやっていました。ところがもうあれから随分たちまして、市街地が空洞化して現在のように商業者もあまりいなくなってしまったということでありまして、また新たにそういう駐車場の問題、あるいはその両サイドの商業者の問題、それは経済情勢、社会情勢が変わってきておりますので今後、また新たに問題提起をしながら進めていく必要があると感じております。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 今の駐車場の問題、駐車場がないとまず中心市街地に人が行きにくいというのは間違いありませんので、以前は反対されたようですけれども、あのときはやはり中心市街地にすべてのお客さんが行くような時代であったのではないかと思います。今はやはり郊外に大手のスーパーができたり、駐車場のある所にお客さんが流れるような時代になってしまっておりますので、それもひとつ考えていくべきではないかと思いますので、ご検討をよろしくお願いします。続きまして、今、中心市街地のお客さんが大手スーパー、サンエーとかジャスコとか、すべてが整っているスーパーに足が向くようになっております。これはお客さんの流れとしては必然的にそうなるだろうと。雨にもぬれないし、冬は暖かい、夏は涼しい、すべての環境を整えている。そしてその中で、すべての日用品を買うことができるというようなことがありますので、私はそれにどうそのお客さんを中心市街地に向かわすか、そしてさらにまた、この前、国際通りを見てきたんですけれども、向こうは7割ぐらいが観光客らしいんです。だからやはりどうしても、まちの中でお客さんを、市民だけで奪い合いしていたら、そのパイ、その数は限られていますので、どちらかが数が少なくなってくるという現象になると思います。だから、サンエー、民間の大手スーパーも、お客さんが来ながら、中心市街地にもお客さんが来るということであれば、どうしても観光客を、プラスの部分は観光客で補わないと両方が成り立っていかないだろうと思います。さらに、大手スーパーと違うようなイメージを出せるのが、私は中心市街地のその場所だと思います。歴史をアピールしたり、この通りの長さで大手のスーパーと全く違うようなイメージのアピールの仕方があるのではないかと考えるんですけれども、観光客を呼び込むような形と大手のスーパーと競合しないような形のことに関して、どうお考えでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 産業部参事 平良芳一君。 ◎産業部参事(平良芳一君) 確かに、最近はお客さんがスーパーへ行けば、一遍にすべて買えるという時代になっております。確かに日常品とか、そういう緊急なものとか、そういうものはそれでいいと思います。しかしながら、買い物の楽しみといいますか、ただ買い物はまちで買っていけばいいというものではなくて、先ほど議員がおっしゃったように買い物をするにもいろいろわくわくしたり、いろいろな楽しみがあると思います。そういうものを提供するのが市街地だと、まさにそう思います。そういことで、スーパーとは違う市街地、歩いて楽しいとか、買い物をしながら楽しみが見つけられるという、そういう市街地にしていきたいと思います。それから、観光客をどのように呼び込むかということですけれども、現在、名護市の入り口が非常にわかりにくいと、観光客は国道58号を通って来ます。ところが、名護市街地に入ろうとしても入り口がわかりにくいとか、あるいは狭いとか、そういうことがあります。まず一つには、国道58号から入る名護の入り口、観光客を誘致するためには名護の入り口をその顔にふさわしい交差点の改良とか、あるいは大きな看板ですとか、あるは大きなアーチとか、そこが名護市の市街地に何かありますよというふうなものを想起させるような、そういう仕掛けが国道58号沿いの名護市の入り口に必要ではないのかと、そのように思っております。それからまた市街地ももちろんですが、そのための観光客のための駐車場の整備とか、あるいは商業者が魅力のある商売をするとか、いろいろな要素があると思います。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) この問題につきましては、私は多くの市民の意見を聞きながら、そしてまた名護だから果たせる、その地域だから果たせるものがまたあるはずだと思います。やんばるの中で。それをまた一緒に考えていきたいと思います。続きまして質問の事項3 愛楽園構想について、再質問をさせていただきます。ここは今、全国的に高齢化が進んでおります。また、沖縄県は冬は暖かく、花粉症の問題がないという地域でもあります。長期滞在をして健康をつくっていく、この健康をつくっていきたいという国民のニーズにしっかりとこたえられる場所だと思いますし、全国の皆さんもまたそう思っていると思います。その充実した施設が、そのニーズにこたえることができる所だと思います。やんばるというところは、もう既に全国の観光の中ではやんばるという名前が一つのブランドとして定着をしている場所でありますし、この場所もやんばるの名護にあるところでありますので、行政が、当局が積極的に青図面をかく。その部分を積極的にやっていくべきだと私は考えます。継続してここも一緒にやっていきたいと思います。よろしくお願いします。続きまして、質問の事項4 根路銘国昭先生の研究活動の支援について、再質問をさせていただきます。世界を舞台に研究活動を続けてきた根路銘国昭先生、世界に数多くの人脈があると私は思います。今、我が名護市は大学を卒業した、また高校を卒業した若者が、中南部や県外に流れていっております。この学業を積んだ子どもたちを名護市にとどめることができない。そのとどめるための切り札として、そしてまた世界の優秀な頭脳を名護に集めていく。その切り札として根路銘先生を名護で支援をして活動していただくことが、その切り札にもなるのではないかと考えるのですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) そういう面でも、まさしく根路銘先生の生物資源研究所は非常に重要な、名護市にとって貴重な存在だと認識しております。ぜひ協力、連携をしながら取り組んでいきたいと思っております。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 今、既に先生はウイルス対策の新たな薬、ウイルスを抑える新たな薬を数多く出して、もう既に商品化しております。そしてがんを抑える薬、それもセンダンとか彼岸花から、やんばるに自生する植物から数多くの商品を既につくっております。今、全国の製薬会社など、また外国の企業あたりが先生の技術を大変欲しがっています。今、私が心配するのは、この技術の多くが県外、国外に流れていってしまうのではないかなと思います。私は名護市が先生と一緒にその多くの技術を名護市にとどめて、名護市の産業の活性化のためにこそ生かすべきだろうと。我々沖縄県は、その他の分野でも多くの沖縄の産業の技術や、いろいろなブランドを含めて県外に持っていかれたところが数多くあります。今、我が名護市、やんばるが生んだこの先生の技術を、ここにとどめておくべきではないかと考えますけれども、いかがでしょか。 ○副議長(神山敏雄君) 企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) 全くそのとおりだと思います。ぜひそうならないように、先ほども答弁しましたように、我々としても先生と一緒にできることを取り組んでいきたいと思っておりますので、これからもご協力をお願いしたいと考えています。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 最後に市長に伺います。農業振興の面から考えたときに、先生の活動はセンダンの葉っぱとか、また彼岸花を含めてやんばるに自生する植物を多く使ったものが商品になっています。これは一次産業の活性化に直接つながっていくと思います。先生の活動の支援をしっかりとやらせていただくこと、それが新たな産業の形づくりになると私は考えます。市長も「一次産業の発展を」ということをずっと言われ続けている中で、先生の支援をすることがそれにつながると私は考えますが、市長の思いを聞かせていただきたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 私も先日の根路銘先生の講演会、それから祝賀会には参加をさせていただきましたが、参加をされた皆さんのお顔を見ますと、県内の財界それから政界も含めていろいろな分野で活動されている皆さんがお集まりでした。これだけやはり先生のこれまでの活動実績と、それから、これから先生が引き続き研究をなさっていくことに対する大きな期待を寄せている、その証拠だろうと思いました。今まで部長のほうからもお答えさせていただきましたけれども、これまで企業の誘致、あるいはその雇用創出というのは、ほとんど企業の誘致でこれまでは中心にやってきました。しかし、今の経済状況の中で、企業誘致というのがなかなか進まない中で、これからはやはりやんばる、沖縄の有用な資源を活用した企業産業を立ち上げていく、そこから雇用を創出していく。このようなことも私たちは内側から今度は考えていかなければいけないだろうと思います。そういう意味では、先ほどから議員がおっしゃるように、すごいポテンシャルを持っておられる事業でございますので、私たちはそのことをしっかりと認識をして、先ほど部長からもありましたように、先生の研究を手助けするためにどのような施設であったり設備であったり、あるいは組織であったりという、そのことが必要なのかということを実は今、お話し合いをしているところでございます。ぜひ、先生がやんばるに腰を据えてといいますか、足場に、やんばるを大切にする思いを私たちはありがたく受け止めて、そのことをみんなで後押しするような体制をつくっていかなければいけないと思っております。そういう意味でも、これからも議員諸公の皆さんをはじめ、多くの皆さんの協力をいただきながら、そのことが実を結ぶことができるようにひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 市長、ありがとうございます。市長から今、先生の活動の後押しをしていく、手伝いをしていくという話を伺いました。先生がしっかりと活動ができる特段のご支援をお願い申し上げたいと思います。最後に、質問の事項5要旨(2)東江小学校前の街路樹の剪定の問題であります。これは予定があるという話がありましたけれども、いつごろになるのか。それと、直也議員の質問に対して30年前に植えられたというのですけれども、これは30年間剪定をしてこなかったのかと、あの街路樹を見てそう感じたのですけれども、どうでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 剪定は成長点、非常にトップのほうですけれども、それについては剪定をこれまでされておりません。しかし、民家にかかる部分については、これまで剪定をした経緯があります。この道路は、実は名護市で工事施工はやっております。そして県に渡したということのやり方になっているようであります。そういうことで、県においても今回、日にちについてははっきりまだ申し上げられないということでありますけれども、今年度内には剪定をしていきたいということであります。もう一つ、そこに電線が入っておりますので、電線の関係でNTT、もしくは沖縄電力が適正に剪定した経緯はまたあるところでございます。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君。 ◆12番(玉城健一君) 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(神山敏雄君) 12番 玉城健一君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後0時13分) 再 開(午後1時30分) ○副議長(神山敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。22番 屋比久稔君、一般質問を許します。 ◆22番(屋比久稔君) 皆さん、こんにちは。きょうは我が響の会の玉城健一議員が、午前中に世界的に有名な根路銘先生もいらっしゃいまして、それから安和小学校の子どもたちも見えられまして、非常にわかりやすい一般質問をやっていただきまして、本当にご苦労さんでした。続きまして、同じく響の会の22番、屋比久稔が今、昼間の眠気覚ましの喝を入れるぐらいの気持ちで一般質問をさせていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。またきょうは根路銘先生も奥さんも、また研究所の皆さんもおいでになりまして、この一般質問、根路銘研究所といいましょうか、自然植物のこういった研究所もどうなるかなということであります。奥さんもまた医学博士でありまして、食品保健指導士という肩書きを持っておられまして、非常に夫婦ともども学者の方であります。医者でありますということであります。きょうは根路銘先生の一般質問を私も取り入れておりますので、やっていきたいと思います。まず一つ。その前に、私が一般質問をする時間もそうでありますけれども、30分あればできると。そこで、まずその前に私が言いたいのは、近ごろ起こったこの状況、どうなっているんだということを市民にも、議員の皆さんにも知らしめなければいけないということもありまして、ワジワジー、スーシカラ、ヌーヤスーヤキヤッサンあるんですけれども、その中で皆さんに知らせて、感謝を申し上げまして、お礼を申し上げたいというようなことが1点あります。実は、名護の市民劇が、第24回の市民チャリティー市民劇が行われました。これが第24回ということでありましたけれども、第24回目にして今回、もうすばらしく会場全員が涙を流して、感動して帰ったと。こんな市民劇はもう見たことがないと。これは日本一だ、沖縄一だということで、国立劇場でさせてもおかしくないような状態だったということで、非常に感動を受けました。そこで、実行委員長が我が名護市の稲嶺進市長であります。そして私は運営委員長をしていますけれども、副委員長が弘子議員でありまして、そして今回はこの名護市から親川敬副市長がかぎやで風、そして神山副議長がかぎやで風、久美子議員もかぎやで風をやって、本当にすばらしい市民劇ができたということを皆様に報告いたしまして、そしてまた感謝申し上げます。大変ありがとうございました。去年はチャリティー、福祉ということで、バスも購入してあります。この市民劇というのは、やはり社会福祉チャリティー基金ということと、それから芸能文化の継承、今回の芸能文化の継承は宮城安秀議員の出身であります辺野古の踊りを披露させていただきました。これは「南ヌ島(フェーヌシマ)」という踊りでございましたけれども、なかなか見たことがないということで、地域伝統芸能の継承ということと、それから市民相互の交流を図る。アガミーナー、辺野古の問題でオーエーサングトゥ、ティーチンガティナティ、名護市からナー、ナランシェーナラン、ナイシェーナインということで、これを発信していかないといけないということであります。こういうことで皆様にはお礼を申し上げるとともに、またティーチヤ、ワジワジースーシヤ、今度はまたきょうの新聞を皆さん見ておわかりだと思うんですけれども、コザ騒動騒乱罪見送りと。何かウチアタイしますけど、何で私が一般質問するときにこんなでかい記事が載るのかと、これは何かの因縁なのかということも思ったりすることでありますけれども、そういうことで、また暴動が起こらないかなと懸念するわけであります。なぜかといいますと、皆さん、敬人議員、あるいはまた秀樹議員もおっしゃっておりましたけれども、私たちは仙谷官房長官のこの「甘受」、言葉です。こういう言葉を使うと。しかしながらまた同じようにまた基地と共存共生する方向に変化してほしいとか、そういった、ヤマトゥヌチューヤ、ナー、ヌガーラチェーナランサーと、ハーギシマイスッサーということでありますけれども、ヤマトゥの人はあまり気にしないでください。いないですけど、そういうことで、本当にワジワジーしてですね、ヌガラチェーナランという気持ちはありましたけれども、きょうはまた菅首相が来ると、何をしに来るのかなということでありますけれども、名護市にキーバ、ムル、キリトゥバチトゥラシェーというぐらいにやりたいなと、そういう思いであります。ですから、もう絶対にこの辺野古への移設の問題は、これはもう終わりだと。私も言いたいんですけれども、根路銘先生のことが載っておりますけれども、根路銘先生がおっしゃっていたことに、こういうのがあるんです。アメリカ人も大義と理を持って説得すれば、話を聞いてくれる。日本は言いなりになってはいけないと。そういうことです。先生の講演を聞いたりして、いろいろありましたけれども、この根路銘先生のお話で菅、今の首相に例えて、菅首相は、この根路銘先生のつくったペニシリンでも何でもいいし、これを飲ませて、ちょっとゆがんだ精神をたたき直さんといかないかなということもあります。ここにこう書いてあるんです。いいですか、絶えず歩み、国内で権威をたたえながら、ひとたび世界に出るとまともに議論もできない主流とは、一体何者なのか。確信はいつでも辺境からあらわれると。根路銘先生には日本人の病気だけではなく、ゆがんでたるんだ精神に効く薬も開発して政治家に飲ませてほしいと、ここに書いてあるんです。実際に根路銘先生の、例えばこの生物なら安全な治療薬を…という、この本の中にこう書いてあるんです。実際問題、今の政治家、いわば主流となっている民主党のやからにこれを飲ませたいなと。これセンダンでも飲ませたら効き目があるんじゃないかなと思っているんですが、そういうことで、ぜひこういうことを私は根路銘先生にも、あるいは我々も、すばらしいこの世界的権威のある先生をお迎えしての講演でありますので、先生はたった一人で日本を背負って世界でやっているのです。ここに根路銘先生の紹介がありますけれども、日本人で、ここでは日本で発見されたウイルスの分析人と動物ウイルスの交流が豚の体内で起こることを遺伝学的に世界で初めて証明された。遺伝学的です。それは遺伝学的に言うと、DNAの問題じゃないかと私は思っています。なぜかというと、私は家畜人工授精師でありますので、XY、雌、雄を分けるのに遠心分離機にかけて雄をつくる、雌をつくる、これができるんです。実際問題。人であればXX、XYが男、XXが女と、そういうことでありますけれども、これを遠心分離機にかけることによって、僕は豚の専門ですから、豚とかあるいは牛とか、そういうことですから、雄だけ産ます、雌だけ産ます。そういうことで根路銘先生もこの豚から、これは世界で初めてウイルスの分析もされまして、それで有名になっている。そういうことで後でまた先生の一般質問に移りたいと思うのですけれども、私は先生の名前をおかりしまして、ちょっと琉歌をつくってみましたので詠んでみましょう。「世(ゆ)ヌ中ヌヌチヤ、根路銘国昭ガ守ティイチュンディチ、国ヲ照ラス」根路銘国昭先生は国を照らす男です。国を照らします。そういうことで、また先生も輝いてほしいと思っていますので、よろしくお願いします。それで、もう一つ琉歌を詠みたいのですが、実はこの市民劇のほうで、市長、市長も私のまねをして琉歌を今あちこちで詠んでおりましたけれども、すばらしいです。「今年トゥラ年ノ市民劇デキティ、泣キ笑イシミティ、ヌチヌクスイ」そういうことです。そういうことで、すばらしいことでありましたということでご報告申し上げまして、一般質問に入らせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。それでは質問の事項1 生物資源研究所につきまして、質問の要旨(1)我が名護市には世界でも有名なウイルス研究の第一人者として知られる根路銘国昭先生が生物資源研究所の所長として、インフルエンザをはじめSARSウイルス、口蹄疫ウイルスなどの研究・情報を沖縄・名護から発信を続けています。研究所の拡充をはじめ世界各地から研究者が集まる組織・体制づくり等の支援を市としてできないかお伺いします。このことにつきましては皆さん、実はこれは国際生物資源利用研究所、これは実を言いますと、神山正樹議員が平成16年でしたか、平成16年に生物資源研究所特別委員会を名護市で立ち上げまして、そのときに先生が国際会議を名護市で開きました。そのときも200万円余りの金を名護市が出資して、これをまた北部振興会からでしたか、市町村会からも半分折半して出した経緯がありますけれども、そのときの研究所がこういうふうにすばらしく、この構想があったんです。この構想がありました。副市長は知っていますよね。このときに世界各国から来られた約500名余りの研究者の前にこれも張られて、そういうことで名護市も特別委員会もつくられまして、そのときの委員長が神山正樹議員であります。この書類全部、神山正樹議員から私が借りてきまして、正樹議員には感謝申し上げます。大変ありがとうございます。こういうことで、そこまでもやってきました。先ほどの玉城健一議員の答弁の中にもありました、山里企画総務部長が平成23年度に何らかの方策をとるということでありました。私は平成23年度には、この当初予算にこれを調査費でも入れて、あるいはまた後で詳細についてはやりますけれども、調査費でも入れて、じゃあ平成23年度から始まらないと、3月の当初予算にそれを組み入れて、それがスタートすると。そしてまた、そうでなければ生物資源対策室もここで立ち上げることができるかどうか、後でまたこれも質問したいと思います。そうやって議会も一生懸命やる、神山正樹議員が先頭になって、委員長が先頭になって特別委員会を立ち上げて、どんどん進めてきたんです。それを今度はまた名護市として当初予算に組み入れて、これは名護市だけの問題じゃないです、これは北部市町村全部組み入れて、特別委員会をつくってくれという要望もしました。大宜味とか、そういったところが全部立ち上げたんです。だけれども、これは振興会でどうのこうの、運営主体はどうのこうの、これでシリトートーになっていまして、これを進めるためには、対策室それを立ち上げて、対策室長には親川敬副市長が当たったほうが僕はいいと思うのです。そういうことで、副市長は当たって、ここに副市長の答弁もあるのです。そのときの答弁も。だからそういうことで、ぜひその前身としてはそれだけの対策室を立ち上げ、そして来年度の当初予算にはこの調査費を組み入れるというような格好でなければ、答弁で「じゃあ、構築します、どうします」ということではないのです。私たちの、これはヌチを考えて、そして健一議員もおっしゃっておりましたけれども、農業から各分野みんな関係してくるのです。と言いますのは、私たちは例えばそういう首長もおりました。なぜかといいますと、「人材をもって資源となす」ということで名桜大学もつくられたのです。名桜大学は人材育成でよろしいです。じゃあ根路銘研究所はヌチを助ける。そして産業に発展させる。名桜大学で育った人材を根路銘先生の部下として教えていく。そして全世界に広めていくと。そういうような方法をやっていければ、まさに沖縄から、名護から、北部はやんばるから世界のヌチを、根路銘先生が今頑張っていらっしゃるうちにやらないとどうしますかと言うんです。僕が言いたいのは。だからそういうことで、ぜひ根路銘先生の研究所にはそれなりの予算をとってあげる。4億円とか5億円、こんな単位じゃないです。この構想から見ると、これに約20億円です。約20億円の予算がついてこういうふうにあります。19億いくらですけれども約20億円。食肉センターがいくらでしたか皆さん、31億円です。そして名桜大学が53億円でした。これは設立当初に53億円使われたんです。そしたらネオパークはいくらでしたか、35億円でしたか。そういう使い方をしています。それはやはり目的があってかもしれませんが、我々はまた目的を達成するためにそういうことを今後また生物資源研究所に薬用植物を、改名して、植物資源研究所を我々が立ち上げる。これは辺野古問題とかそういったものとは関係ないです。辺野古がなければもうやっていたのかもしれません。そういうことでありますのでひとつその辺も考慮しながら、ご答弁いただきたいと思います。次に、質問の事項2 道路行政について。質問の要旨(1)川上区より生活道路の舗装整備についての陳情が市当局へ今年4月に上げているとのことですが、市より何の回答もなく、区民への説明もできていないとのこと、市としてのこれまでの対応等についてお伺いします。この問題についてもそうですけれども、市長、実は今、名護市の対応の問題で、僕はこの陳情の質問を一般質問ではやりたくないです。ほんと言って。だけれどもやらなければいけない。きょうの敬人議員のお話にもありましたとおり、名護市としてプロ意識を持って、市民は我々の神様である、財産である市民の皆さんの税金で我々が今飯を食っているという考えをもう一度考え直して、いわば職員教育を徹底してもらいたいと思います。一つには、市民税の取り立ての問題、大変なことが起こっているということを言いました。市長ヤ、チビラシーチュヤシガ、アギジャビヨー、市長ナイシトゥマジュン、ヌーガウリチガーティ、差し押さえシチャイ、ヌーヤンクーヤンシチャイ、大変な状態になっているなと。この状態ならば、本当に市長カワティ、教育長もされた市長でありますけれども、そういうことをあの上杉鷹山みたいにして、立派な為政者となるためには、やはり末端のあの一隅を照らす、一隅を照らすどころじゃない、一隅が濁っていますよ今。一隅を照らすというようなことで、市民の目線でやっていくということもやっていかなければ、今、これが起こっているのです。だから、その辺のこともひとつ反省しながら、勝ってかぶとの緒を締めよ。これ僕いつも言っています。負けてまた捲土重来(けんどちょうらい)と言う方もおります。大城議員も一番先輩から習った言葉でございますけれども、捲土重来。これは巻き返すというんですけれども、勝ち負けは時の運との勝負でありますけれども、そういうことで勝ってかぶとの緒を締め直して、今度の知事選も僕は言いました。「これは約4万票で負けるんじゃないか。」ワンネー、ヌーガラ、ユタではないんですけど、「名護市でも負けますよと、こういう状態だったら、確実に。」これが当たってしまった。時の大田知事の名護市長選挙にも僕は的中しました。これは荻堂議員と一緒になって、これを当てて、「アー、これは稔マキィッサーヤー」と「アー、ヤンドー」と。「クレー、イヤーハンケーシムテームンヤー」ということで、これをまさしくこういうふうに今、世間の波を読むことができなければ、そういうことになってしまうということもありますので、ぜひこの川上区の皆さんからの陳情、そういったものも受け止めて、4月にお願いをして何の回答もないと。「ヌーガー、役所ヤヌーソーンバーガ」と。「ヌーガ、区長ヌラッティ、またワンガティヌラーリンナー」ということで、こういうことがありましたので、そういったことにもすぐに対応して、できるのはできる、できないのはできない、いつまではちょっと待っていただきたいと、そういう説明もやらなければいけないのではないかということもありますので、そこら辺もひとつご検討いただきたいと思っています。それから質問の事項3 健康余命について。これは健康で身体的な能力を発揮できる、あるいは疾病がなく生きられるという期間、期待される寿命である。この健康余命、このことについては学問的な問題で、いろいろヌーヤルバーガーという話もあるかもしれませんけれども、ここに質問の要旨がありますけれども、(1)「健康余命、全国最下位」、「不健康で長生き?」、「介護認定『要支援』手厚い援助逆効果?」とマスコミ等に掲載されております。今回の響の会の研修で、茨城キリスト教大学看護学科の准教授で医学博士の栗盛須雅子先生との勉強会を行ってきました。そこで、この栗盛先生は今帰仁の方であるそうです。今帰仁は例えばこの健康余命調査もされておりまして、我が名護市も早目にそういったものもやってほしいのですけれども、やっているのでしたら次のことにお答えいただきたいと思います。ア 我が名護市での高齢者「障害」割合はどのようになっているのか。イ 市は健康余命調査をしたことがあるのか。ウ その結果、どのような施策が講じられるのか。エ 長野県のように高齢者の就業率の高い県では、健康度も上がっている。遊休農地を生かした高齢者の農業活動を支える施策はないものか、伺います。オ 完全失業率や所得の高齢者単身世帯と相関関係等を調べ、その対策等も考えてもらいたいのですが、いかがなものでしょうかということで、事項は3事項しかないのですけれども、ひとつ明確にお答えいただきたいと思います。二次質問は自席から行いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(神山敏雄君) 市当局の答弁を求めます。企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) それでは質問の事項1についてお答えいたします。これは午前中の玉城健一議員にもお答えしているとおりでございます。市長も健一議員の質問に対して思いを語られております。そのとおりでありまして、我々名護市としましては根路銘先生の生物資源研究所に対してどんな協力ができるのか、どんな連携ができるのか、これの検討を始めております。施設の面、設備の面、それから組織体制の面、あるいは名護市役所内での体制の面、そこも含めて検討を今始めているところであります。平成23年度には何らかの形でお答えできるようにということを考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) それでは、質問事項2、質問の要旨(1)についてお答えいたします。平成22年4月9日付けで川上区より生活道路の舗装整備について要請がありましたので、現地や道路台帳図面等で要請道路における道路の確認をいたしましたところ、この道路敷地が水路敷地や里道敷地及び土地改良区用地でありました。名護市道路管理者による道路舗装における基本的な考え方といたしましては、認定道路を優先に舗装の打ちかえや穴埋め等の修繕を行っているところであります。里道敷地や水路敷地を利用した生活道路につきましては、これまで砂利敷等で対応しているところであります。また農道の舗装に関しましても、産業部で実施しているところでありますが、舗装整備に関する補助事業がなく、市単独事業での対応となるため極めて厳しい状況ということでございます。川上区民に対しましては、この旨と回答の遅れたおわびの言葉を添えまして先日回答いたしたところであります。 ○副議長(神山敏雄君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。
    健康福祉部長(宮城秀樹君) それでは、質問事項3、質問の要旨(1)にお答えいたします。まずアについてでございますが、本市におきましては高齢者「障害」の割合でございます。本市の高齢者につきましては平成22年8月末現在で65歳以上のいわゆる介護保険の第1号被保険者数は1万5人であります。そのうち要支援または要介護の認定者数は1,956人となっております。さらに、平均余命を計算する際に、健康ではない、いわゆる障がいがあるとされる介護度2以上の方は、1,125人となっております。これらの数字から、名護市の要介護認定率は19.6%となり、同月の全国の要介護認定率が17.1%、沖縄県の要介護認定率が18.5%でありますので、これらと比較しますと、名護市の高齢者の「障害」割合は若干高い状況と言えます。次にイでございますが、健康余命は平均寿命のうち健康で普通の日常生活を送れる年数と定義されておりますが、その具体的定義や算出方法はまだ確立したものではなく、現在、世界中で研究が盛んに行われている段階であると認識しております。そのため名護市でも特に調査を行ったことはありませんが、沖縄県は健康余命が最下位であるという研究結果もあり、現在、沖縄県の平均寿命の転落や肥満者の増加、医療費や介護給付費の増大などのデータ等により、健康余命が悪化していることは大いに予想されるものであります。次にウでございますが、調査は実施しておりません。市といたしまして、これまでも高齢者の皆さんが健康で普通の日常生活を送れるよう、あるいは要介護状態にならないよう、関係部署において生活習慣病予防それから介護予防など、住民の健康づくりの施策を実施しているところでございます。次、エでございます。現在のところ、特に高齢者を対象とした遊休農地の活用施策はありません。働くことで健康度も上がるということからいたしますと、昨年4月に立ち上げましたシルバー人材センター事業の展開は、それと合致した施策としてとらえられ、今後、会員数や契約件数の増加を目指して、いわゆる働く場所の確保につなげているという一つの施策をとっております。それから、農業活動が考えられないかというご提案でございますが、そのあたりについてはシルバーの立ち上げで見守るという状況でもありますが、産業部と調整を進めながら、また新たな展開ができるかどうか検討を進めていってみたいと考えております。最後にオについてでございますが、介護認定者や介護サービスの利用者は、生活保護世帯等、低所得者層や単身世帯の割合が高い傾向にあり、高齢者の就業率や高齢者単身世帯との相関関係等を調べ、その対策等を進めていくことも重要な対策であり、検討してみたいと考えております。 ○副議長(神山敏雄君) 22番 屋比久稔君。 ◆22番(屋比久稔君) それでは二次質問をさせてください。このことにつきましては、市長、それから親川敬副市長もそうですけれども、この生物資源研究所施設整備対策特別委員会ということが平成16年度にこれが開かれております。先ほども言いましたとおり、神山正樹議員が委員長で、そのときに出席した親川敬企画財政課長ということでありました。そういうことで、そのときからいろいろ変わってきていると思うのですけれども、そのときいろいろとやりましたけれども、しかし、このすばらしい構想のもと、これが先ほども言いましたけれども、この概算、A案、B案ありますけれども、そのA案では18億6,600万円,B案では19億1,100万円というような構想も打ち立てて、すばらしい青写真もでき上がりまして、これも委員会でやったり、あるいはまた北農の後援会とタイアップしながらやってきたわけでございますけれども、今回は、例えばこの資源開発研究所につきましては、これは北部だけの問題じゃない、名護市だけの問題じゃないと。そういうことで、例えばその当時は生物資源研究所利用の早期支援の要請を決議するということで、国頭村とかあるいは本部町議会もこういう支援決議をやったわけです。そういうことで、ここに支援決議の文面もあります。この委員会の名前と、それからその当時の議員の皆さんの名前を携えてやりました。しかし、それがそのままの状態になっていたものですから、そういうことで僕は、これは市長かあるいは副市長に答えていただきたいんですが、先ほども言ったとおり、やはり議会も後押しするということがありますので、3月の当初予算に何らかの調査費とかそういったもの、今、やるつもりですということがあったんですが、つもりとか構築するということではだめですから、まず3月の当初予算にそれだけの予算を組み入れることができるのかできないのか、その辺をちょっとお伺いしたい。そしてまた2点目に生物資源対策室、これも立ち上げてもらいたい。そうでなければ、また議会としても研究所の特別委員会を立ち上げるのか。例えばダムの問題に対してもダム対策室がありました。また大学設置問題に対しても大学設置特別委員会というものがありました。そして食肉センターの件についても食肉センター特別対策委員会という特別委員会がありました。そうすると、これは以前、この生物資源研究所の問題については特別委員会を立ち上げたわけです。前に立ち上げたときと今とは状態が違っているわけですから、ぜひとも市として生物資源研究所の対策室を立ち上げてもらいたいということと、それからさっき言った予算措置の問題をやっていただきたいんですが、明確に「じゃあ、やりましょう」ということを市長か副市長に答えていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 副市長 親川敬君。 ◎副市長(親川敬君) 明確な答えということなんですけれども、先ほどこれまでの経過については屋比久議員のほうから説明がありました。今現在はどういう形になっているかと申し上げますと、先ほどこれは名護市だけの問題じゃないというこで、12市町村こぞってやるべきだという話があって、実はその業務自体は現在は広域のほうに移っています。ただそれは広域に移った当時には可能性調査までは終わっています。これが産業的にやっていけるのかどうかという話についての可能性調査については終わっています。ただその後、動いていないということは確かです。そういうことがあって、なかなか広域のほうでも踏み出しきれないということもあるようです。そういうことで、今回はもう一度名護市からチャレンジをしようということでの思いであります。そういう中で、本当に何をするんだということを言われたら、なかなか現段階では難しいのですけれども、これはそういうふうに依頼を受けたのは11月です。そういうことですから、確かに役所の中では担当も決めて、副市長を筆頭にやっていこうということにしてあります。そういう意味で、具体的に予算をどういうところに予算をつけていくのかということについては、まだしばらく検討が必要です。ただしそれは、従来のようにどこかに、あっちが窓口だ、こっちが窓口だということはしないようにしています。そういう意味では副市長を筆頭に、これをやっていくつもりですので、ぜひ方向性が見えたら予算化もしていき、組織的な対応もしていきたいと考えています。 ○副議長(神山敏雄君) 22番 屋比久稔君。 ◆22番(屋比久稔君) 具体的な対応をすると、検討していくとかという話は僕はあまり聞きたくないものですから、実はその調査費を何とかつけて、そこから走ると。調査費もつけないで、じゃあ、これを検討していこう、走りますよと。それから平成23年度から構築していくよということではなくして、何とかして調査費もつけていただきたいんです。可能性調査というのは、いいですか、研究所調整経過「可能性調査」、いわばそういうものがここにあるんです。皆さん。既にやったものをまた繰り返すのではなくして、ぜひこの調査費をつけて、いくらかの調整費をつけて、これは走るんだということを見せていただきたいということなのです。実は、ここにもう既に皆さんにもお渡ししているかもしれませんが、きのう私は設立のねらい、コンセプトという先生の資料をお借りしてきまして、もう既にここに先生は研究棟施設配置予定318坪。それにまた川の工事見積書、そしてまた、ここに先ほど健一議員がおっしゃっておりました名護市多野岳の入り口の図面です。これも全部私の手にあります。ですから市としても、そういうふうに具体的に先生も進めていらっしゃると。またそうなれば、名護市としてもそういうところの調査はやらないといけないなと。そこまで来ているわけです。ですから、平成23年度からとにかくやりますと言っても、このやりますが、じゃあここに調査費をつけて、今年は調整費だけでも当初予算には走りましょうかということと、それから対策室は後で研究所対策室としてつくってもいいんですけれども、これと並行しながら。そこら辺の問題の答えを明確にお聞きしたいと思っていますが、いかがでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 副市長 親川敬君。 ◎副市長(親川敬君) 恐らく屋比久議員が持っていらっしゃる資料については、まだ私は確認していませんけれども、実はきのう、これは私のほうから根路銘先生のほうに、根路銘先生の支援者の方を通じて、3点ぐらいのこういう資料をつくってほしいということを依頼しました。そういうことできのう、その資料が上がってきました。ですから具体的に予算をつけてどうするかということではないんですけれども、今、具体的に動いています。そういうことで、これが見きわめができ次第、予算化が必要であれば予算化をしていきたいと思っていますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 22番 屋比久稔君。 ◆22番(屋比久稔君) わかりました。じゃあ予算をつけて、まず走るということを私は確認したということで理解してよろしいですか。そういうことで、この根路銘先生の研究所の問題もそうでございますけれども、あと、これは具志堅勉さん。これはハンノキの問題であります。根路銘先生のこのセンダンは1キロ当たり、大体250円と。これは葉っぱです。そしてこのハンノキは1トン7万円、これを森林組合から買い取りしているということで、これは1キロに直しますと70円になりますか。そういうことで、このハンノキの零細企業というか、そういったところにも手を伸ばして、その根路銘先生の研究所ができ上がれば、そことタイアップしながら、このハンノキも、これは重要になってくるんじゃないかなと思います。と言いますのは、ハンノキの関係で言いますと、我が玉城健一議員は、この農業の専門家であり、神様でありますけれども、このハンノキで、これは林業組合からのハンノキの購入価格は70円でありますけれども、ハンノキの葉っぱで、これで無農薬のブランドがつくれるとか、ショウガが連作障害が起こらなかったとか、あるいはこれを利用して家畜、あるいはこの花に対しても、これが名護市のブランドづくりにできるんです。産業部長、そういうことなんです。ハンノキの問題においても。既にもう健一議員が実験して、それはそうだと。そういうこともありまして、また敬人議員のぜんそくに効くわけです。ぜんそくもない敬人議員も何か開発されて、もうこれはまた、このぜんそくにも効くような薬をやっておられるんです。そうすると、この薬用植物というのは、根路銘先生はもう元気で、あちこち沖縄の薬用植物の効能というのを調べていらっしゃると。センダンとか、そういったいろいろな問題から採られていると。そうしますと、具志堅勉さんが今言っているハンノキの問題を、いろいろとひっくるめて、我々の名護市には、やんばるには、沖縄にはそれだけ価値のある、医薬だけじゃなくして、医療だけじゃなく人間の命を救うものまでもここでできるということからすると、根路銘研究所をどんどん早目につくらせて、そしてそこにまたこのハンノキの具志堅勉さんが、あるいは敬人議員のおっしゃったそのぜんそくの問題とか、そういったものも全部解決していったら、それをさせるためには、いち早くこの研究所を立ち上げなければならないということでもあります。そしてこれをまた助成させるためには、名護市だけでやるのではなくして、各市町村との連携、そして県への働きかけ、国への働きかけ、そういうことも視野に入れてひとつ考えていただきたいのですが、市長、この辺で市長の出番ですが、これは市長が陣頭指揮して一緒にやらなければ、皆さんは対処します、考慮します、考えますではだめですから、市長として最終的な判断を下す時期だと思います。時間がないものですから。市長、この辺の考え、立派にお答えいただければ、私はこれで終わりたいのですが、そうでなければ最後までこれをやります。 ○副議長(神山敏雄君) 副市長 親川敬君。 ◎副市長(親川敬君) ハンノキの件についても、実は私、直接この具志堅さんにお会いしました。またお出かけ市長室でも、このグループの皆さんとお会いをしました。可能性だとか事業展開についてはもう既に製品化されているようです、ハンノキについても。かなりいい成果を出しているということも聞いております。そういうことも含めて、やはりこれからの産業育成、特に農林分野、あるいは健康分野については強い熱意と意思を持って、政策づくりに取り組んでいます。そういう意味では、じゃあいくら予算をつけるんだとなるのかもしれませんけれども、それは見きわめ次第、きちっとやっていくつもりです。 ○副議長(神山敏雄君) 22番 屋比久稔君。 ◆22番(屋比久稔君) 先ほど具志堅さんのハンノキの問題がありまして、ここにありますけれども、これは鳥に対しての問題、このハンノキのエキスを飲ませて、そして内臓脂肪、そして肝臓、そして卵、普通与えていないのはそのように開きます。しかし、これを与えたのは丸々盛り上がっていると。これは実証実験済みです。根路銘先生のセンダンウイルス。センダンからのウイルスハンター、そういったものにも同時にありまして、やはり我々名護市からブランドをつくる。早目に手を打って、早目早目に。これも私は早く予算をつけてどんどん走らせようじゃないかというのは名護市から始まらなければだめだと思うのです。こういうこともありますので、僕は北部振興策で何も要らないと、あの当時。この植物研究所、先生のそれだけをつくればいいんだと。20億円近くの金であれをつくっていれば、雇用効果も生まれるし、そして医療分野にも発展するし、そして農業分野、そういうところ全部が発展したのではないか、そういうこともありますので、名護市はかつて、先ほども言ったように人材育成の大学をつくったりして、それだけの名護市の税金を食べてきた。じゃあ、根路銘研究所はどうするのか。我々名護市として見ると、名護市だけじゃない、これは人類を救うんです。そいう観点からしますと、ハーヤーナー、ヌーンサンティンシムサ、我々のところには大学もあるし国立高専もあるし、そして動植物公園もやって、その箱物がつくられて人材も育成されている。あとできるのは、科学者が、すばらしい世界的権威がおられる我が名護市から世界に発信させるということで、世界を動かしているんです、根路銘先生は。お一人で世界を動かす。恐ろしいことです。北農卒業生と言ったから、北農卒業生の中には健一議員が言ったんですけれども、北農卒業生の議員が9名います。北農の出身が。北部農の出身の中には根路銘先生はじめ、比嘉照夫先生、EMで。そして名桜大学の瀬名波榮喜先生も北農です。私はもちろん北農ですけれども。そういうことで、いろいろ、これはハングリー精神といいますか、農は国のもとなり。根路銘先生には国という名前がつけられています。国を照らすです。国を照らす、まさしく名前のとおり国を照らして、世の中を見下ろす、私は稔ですから、そういうことで、ひとつ連携して我々はまた支援していきたいという気持ちもあります。そういうことで、余談はこれぐらいにして市長、最後は市長が言わないと、副市長にはもう言い尽くしましたので、市長のほうで「じゃあ、やりましょう」ということで市長、決めてください。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 北農の勢力に敬意を表して。これまで企画総務部長や副市長から答弁をさせていただきました。平成16年には議会でも特別委員会を立ち上げて進めてきたということですが、立ち消えになって今はまだ実現しないというそのことがありました。実はそのことを受けてというふうに考えていますが、副市長から先ほどあったように、実は11月にその話を改めてお伺いをして、そのことに対する我々は市役所、行政の側としてきちっと立ち向かっていかなければいけない、向かい合わなければいけないということから作業が始まっております。いわゆる組織として動き始めているということをまずご理解をいただきたいと思っております。それも先ほど話にも出ましたが、単なる検討しますとかというようなことでの範囲ではなくて、しっかりと向かい合えるために我々は今どうするかということを今、始めております。先ほど平成23年度の当初予算の話もありましたけれども、これまでの可能性調査等も含めて、そして改めて今、資料をいただいたというところもありますので、そのことをしっかりと受け止めて、それからまた次のステップへ確実なステップアップを図るためのことをしていかなければいけないと思っておりますので、そう我々も受け止めておりますから、その辺をご理解をいただき、その中身がしっかりとこれまでのものを検証し、そしてそれを形あるものにしていくために平成23年度内では、そのことをしっかりと方向づけをしたいということを先ほどから申し上げておりますので、どうかそれをしっかり皆さんのほうでも受け止めていただきたい。先ほどから申し上げておりますように、単なる言葉だけで今、お話しをしているということではなくて、しっかりと受け止めて組織としても動き始めていますということを、まずご理解をいただきたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 22番 屋比久稔君。 ◆22番(屋比久稔君) 動いているということはわかっておりますけれども、この動いているのはもう既に平成16年度から動いてはいます。動いているけれども走らないと。動きだけして走らないとどうしようもないということでありますので、走らさなければいけないものですから市長、ひとつ頑張って進んでください。名前は進むですから。進まなくて、ここで停滞してはだめですから。そういうことで、これはひとつ頑張っていただきたいと思っております。じゃあ、市長の言葉をいただきましたので、根路銘研究所は進んでいくと。確実に来年度には調査費も入れて、その対策室も立ち上げて、室長には副市長、これは市長がやらなくても我々が賛成してさせます。やってください。よろしくお願いします。そういうことで、ひとつ頑張っていると聞きましたので、我々も今は安心をしております。それでは次に、先ほど建設部長も話しがありましたけれども、川上区の舗装の件で部長へ今度また陳情が出ていると思うんですけれども、川上区の川の清掃の件とか、そういったことで。あれは2級河川ですから、県の管轄ではあるかもしれませんが、川上区をはじめ、その水系7区からの区長の連名で出ていると思います。そういうことで出ていますよね。まだ建設部長のところへは来ていないですか。出ていますか。そういうことでありますので、ぜひそのことも早急に対応していただきたいと思っております。この件は建設部で対応するということでありますので、例の川上区はじめ水系7区から区長連名で出た対応、それも含めてお願いしたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 要請書が出ていることを確認いたしまして、既に県のほうにその旨、進達をしているところであります。 ○副議長(神山敏雄君) 22番 屋比久稔君。 ◆22番(屋比久稔君) それでは次に、質問の事項3 健康余命についてでございますけれども、健康で長生きさせるためにも、またこれは根路銘生物資源研究所とも関連をしますけれども、このことについては、例えば栗盛教授も医学博士でありまして、私たち響の会が研修に行ったときに、初めて栗盛教授に会いまして、沖縄県内の新聞にそういったものが全部載っているんです。調査したものとか、そういったもの。これは部長も持っていますか。僕はこれを先生から東京で見せられまして、恥ずかしい思いをしたわけでございますが、今帰仁で調べたものが健康余命調査ということで今帰仁での調査。そういうことで、じゃあこの健康余命調査をして何をするかということです。今帰仁出身でありますから、今帰仁のところからお願いして、その先生に調査していただいたということもあります。これはまた名桜大学、名桜大学で先生が調査したことも、この「あけもどろ」というものですが、障害調整健康余命、これは名桜大学でやった調査です。そういうことで、我が名護市でも先生にお願いして、どういうことであれば健康余命を長らく生かすことができるのかと。不健康で長生きとは、これは問題が生じるというのがありますので、健康で長生き。これは所得と失業率と関連してきます。健康余命、全国最下位、沖縄。そういうことで、暮らし全体の格差を見直せということもありますけれども、その辺のことで名護市もこういう調査をしたことがないということですが、今後、名護市の対応としてどうやるのかどうか、お伺いいたします。 ○副議長(神山敏雄君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 健康余命については、我々のほうも屋比久議員から出るまで理解といいますか、していない状況にありました。県内の新聞等でも紹介されたということでありますが、健康余命に関しての施策等々についてはなされていない状況にあります。ただ、今介護保険の観点から、もろもろの調査といいますか特定高齢者を把握して、灰色の方が、いわゆる介護認定されないような予防施策を進めているところであります。健康余命に関しましては、少し検討してどういう効果等々かも確認しながら、介護保険との絡みでどうするかということをやっていきたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 22番 屋比久稔君。 ◆22番(屋比久稔君) この健康余命についてはいろいろありますけれども、例えば働いている地域、特に長野県のように就業率の高い県では、健康度も上がっていると。それも農業をさせるとか、いろいろ老人ホームでも農業をさせて、いろいろと働かせると、動かすと。健康6割、運動せずが4割ということであれば、長生きしてもいろいろ病状があってはだめだということでありますので、ぜひ働かせて長生きさせるようにしていただきたいと思います。時間が来ましたので、以上をもって屋比久稔の一般質問を終わります。 ○副議長(神山敏雄君) 屋比久稔君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時30分) 再 開(午後2時42分) ○副議長(神山敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。15番 渡具知武豊君、一般質問を許します。 ◆15番(渡具知武豊君) 皆さん、こんにちは。議長のお許しがございましたので、礎之会、15番 渡具知武豊、一般質問を行います。質問の事項1 要請行動について。質問の要旨(1)報道によると先日市長は東京へ要請行動に出向いたようだが、事前にどのようなアポをとり、どなたとお会いをし、何の要請をし、どのような効果を上げたと思いますか。すみません、休憩をお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後2時43分) 再 開(午後2時44分) ○副議長(神山敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 大変失礼をいたしました。質問の事項2 県知事選挙について。質問の要旨(1)今回の県知事選挙の結果について、市長の見解をお伺いいたします。質問の要旨(2)県知事選応援演説の際「名護市は再編交付金がなければつぶれると言われている」との発言がありましたが、どこからそのようなことを言われているのか、また、平日に応援演説もなさったようですが、それは勤務時間内のことだったのかお伺いをいたします。質問の要旨(3)市内の電柱又は街路樹に、市長が応援した候補者の違法ポスターがそのまま放置されているが、市長の支持者であるその選挙母体に、回収を命じてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。質問の事項3 現況調査拒否について。質問の要旨(1)平成19年より実施されてきた普天間飛行場代替施設に係る建設予定地周辺の現況調査を拒否された理由についてお伺いをいたします。質問の事項4 小学校の統合について。質問の要旨(1)二見以北4小学校の統合に伴う新設小中一貫校の土地購入費、物件補償費の一般財源からの支出について。これは議案の質疑の中でもいろいろとございましたが、なぜ今の時期にあえてその一般財源で手当てをしなければならないのか。それは議案質疑の中と若干重複しますが、お答えをいただきたいと思います。質問の事項5 教育行政について。質問の要旨(1)沖縄県の本務教職員者数の割合が全国で一番低いとのことだが、市内の小、中学校の本務教職員者数の割合はどうなっているのか。また臨時教職員が担任を受け持っている割合はいかほどか。また、そのメリット、デメリットについてお伺いをいたします。質問の事項6 学童クラブについて。質問の要旨(1)市内にはいくつの学童クラブがあり、その運営状況はどうなっているのか。また、利用している児童数及び保育料についてお伺いをいたします。以上を一次質問とし、二次質問は自席より行います。 ○副議長(神山敏雄君) 市当局の答弁を求めます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) それでは、私のほうから質問の事項1 要請行動についての答弁をさせていただきます。ご指摘の件につきましては、第160回名護市議会定例会において議決された米軍普天間飛行場、県内移設の日米合意の撤回を求める意見書を議長、それから軍特委員長と同行して名護市民の民意を政府にしっかりと受け止めていただくために要請行動をしたものであります。日程調整は沖縄県選出の国会議員の方にお願いをしておりました。結果、政務三役に意見書を手交することはできませんでしたが、国会記者クラブで会見をすることで、名護市の立場や名護市議会が議決したことについてメディアを通して全国へ知らしめることができたものと考えております。またそのことについて、国会において菅総理が不適切な対応があったと陳謝するなど、十分な成果を上げたものと考えております。それから、質問の事項3 現況調査拒否について答弁させていただきます。ご指摘の件につきましては、今議会の川野純治議員や仲村善幸議員の一般質問に答弁したとおり、現況調査につきましては1点目に、普天間飛行場代替施設の建設を前提とした調査については協力できないこと。2点目に、本調査については市民・県民の理解が十分に得られていないこと。3点目に、本調査に対する抗議行動などにより、その施設の維持管理や、保全に著しい影響が及ぶことが懸念されることなどの理由から、調査については不同意、不許可としたものであります。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 質問の事項2、質問の要旨(1)にお答えをいたします。今回の知事選、これはこれまでにない低投票率であったということは、やはりとても残念に思います。これだけ県内外から注目された選挙であったのですけれども、もう少し投票率が高くなる、いわゆる県民の関心がもっともっと高まってほしいというのが一つの思いです。それから、今回の選挙で、仲井眞候補も日米合意の見直し、それから県外移設を強く求める、こういうスタンスに変わってきたというようなことは、県民世論それを受け止めざるを得ない。県民の後押しといいましょうか、背中を押されて、そのようなことを公約にも出して、そして総理大臣にあいさつに行ったときもそのことを申し上げたと言っておりますので、そのことは今回、条件つき容認から、そのように変化をしたということはとてもいいことだと思います。それから、再編交付金がなければつぶれると言われていると。これはどこから出てきたかということですが、私も直接私の耳に聞こえた話ではありませんし、私がまたそのようなことを、どこで話しをしたのかというのは私は記憶にはございませんけれども、多分に、私がではなくて私の周囲でそのようなことが出てきたのではないかと思います。それは再編交付金を期待している皆さんの間からそのようなことが出てきたのではないかと思います。それから、応援演説が勤務時間内のことなのかということですが、実は首長には法律や条例で勤務時間を定める、そういうことが規定されておりません。私がいろいろな行動をするときに、仮に政務であるときは、公務をするのに支障のないように、そういう範囲でそういう政治活動を含めてやっております。それから質問の要旨(3)については、私にはそのような権限はございません。 ○副議長(神山敏雄君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) それでは質問の事項3 現況調査拒否について答弁いたします。平成22年6月15日付けにて、沖縄防衛局より申請がなされました「天然記念物現状変更許可申請」に対しまして検討を重ね、根拠法令である名護市文化財保護条例を検証しましたところ、条例の不備を確認してございます。条例第12条に規定されている現状変更は、当該指定文化財の管理者に限定されていることから、管理者ではない沖縄防衛局は申請者としての当事者の適格を欠いているため、申請を行えるものではないという旨の回答をいたしております。過去2度にわたり行われた申請につきましては、不適切な行為であったと判断されますけれども、申請を受理し、許可を与えた行為については違法であるとは言えず、有効であると解釈しております。なお、条例等につきましては改正を含め、慎重に検討をしていきたいと考えているところであります。次に質問の事項4 小学校の統合についてであります。新設の小中一貫教育校につきましては、一体型の施設ということで計画をしてございます。屋外運動場造成につきましては再編交付金事業として計画を進めております。しかしながら、今年度は物件補償、測量、設計、用地取得、申請等を進めまして来年度は造成、外構工事を行うということを考えた場合に、12月議会に補正予算を提出する必要があると判断をしたところであります。次に、質問の事項5 教育行政についてであります。新聞では2009年度、沖縄県の本務教職員の割合が83.1%で、全国平均93.7%より10.6ポイント低く、臨時教職員の割合が全国一高かったということ。また、2010年度につきましては、本務教職員の割合が80.9%、臨時教職員の割合が19.1%で、臨時教職員の多い現状が続いていると報道をされております。本市の本務教職員の割合につきましては、小学校は全教職員286名の中で、本務教職員が241名となっております。中学校の状況につきましては全教職員183名の中で、本務教職員が150名となっております。次に臨時教職員が学級担任を受け持っている状況につきましては、小学校は177学級中37名となっております。中学校につきましては73学級中22名となっております。次に臨時教職員が学級担任を受け持つことのメリット、デメリットでありますが、まずメリットにつきましては定数内で欠員が出た場合や、本務教職員が産休、育休、病休、休職、長期研修等で長期にわたって休む場合に、速やかに臨時教職員を配置して授業に支障がないように対応できることはあります。また、意欲と使命感を持って一生懸命取り組む臨時教職員も多く見られます。デメリットといたしましては、同一校での勤務年数が短くて、継続的な指導等が難しいことや、研修を受けるチャンスが少なく、授業力や学級経営力に課題が出ることが挙げられます。 ○副議長(神山敏雄君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) それでは、質問の事項6 学童クラブについてお答えいたします。まず学童クラブ数、それから運営状況、利用児童数、保育料について順次お答えしていきたいと思います。保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校等に通う子どもたちに遊びや生活の場を提供し、その健全な育成を図る放課後児童健全育成事業によります放課後児童クラブ、通称「学童クラブ」と申しますが、その数は、平成22年度は7クラブでございます。平成21年度は、ちなみに6クラブでございました。それから、その各学童クラブの運営状況でございますが、国、県、市からの補助金、それから利用者の利用料金等で運営されているところでございます。次に学童クラブの利用児童数でございますが、平成21年度の月平均利用児童数は、6カ所で174人でございます。各学童クラブの年間開設日数は268日。開所時間は平日はおおむね14時から19時、それから土曜日はおおむね7時半から18時となっております。次に保護者の利用者負担の利用料でございますが、夏休み期間等の期別に別料金が設定されておりますが、通常は月額1万3,000円から1万9,000円の金額でございます。それから夏休み期間でございますが、2万円から2万5,000円の設定となっております。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) それでは、二次質問をいたします。先ほど要請行動についてはこれまでも何名かの議員のほうから質問があり、答えていたのと若干変わってきているのかなとも思うんですが、去った10月15日にこの議会において県内移設日米合意の撤回を求める意見書、その意見書が賛成多数で議決をされた。それは全会一致ではなくて賛成多数である。このような決議、議会の議決でありますが、あくまでも賛成多数。私はここで思うのですけれども、市長は支持をされた人たちが1万8,000名近くいたと思うのです。しかし、あくまでも6万市民の市長なのです。その市長が議員と一緒に東京のほうに出向いて要請行動をするということは、これまで私は聞いたことがないのです。大体行政の長という行動はとても重いものがありまして、単独でもこういった行動をしているのが常なのです。それを今回、議員の代表と一緒に行っている。このことについては市民のほうからもいろいろと疑義があるわけです。それは私の周辺の市民なのです。私の周辺の市民も良識ある市民が多いわけでして、市長を応援されている方が良識ある人間だというご発言もありましたが、そういった我々を支援している市民のほうからも、この要請行動についてはどうなのかというような話もあるわけなのです。そのことについて、市長のお考えをお聞かせいただきたい。それと今回、東京のほうに要請行動に行かれているのですが、この議決に際して与党の議員の方々は、県内の関係機関、いわゆる沖縄防衛局をはじめ総領事等に要請行動をされていると思いますが、その際に市長もご同行なさったのかどうか。その件についてお伺いをいたします。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 先ほどの議会議決は、全会一致ではない、あくまでも賛成多数であった。それでも議会で決められたことでございますから、それは議会の意思として要請行動に臨んだものだと思います。全会一致でなければそういうことはしないというならば、議会の意思とはまた違うものではないのかなと。それは私ではなくて、議会が判断することでありますけれども、ただ個人的にそう思います。それから、一緒に行ったことについて私は、就任して間もなく総理や、それから防衛大臣や何名かの閣僚にお会いして、はっきりと「辺野古の海にも陸にも造らせません」と。このようなことを公約として当選しました。そのことをしっかりと受け止めていただきたいということを言ってまいりました。その後も総理大臣や国交大臣が沖縄に来られたときも、そのようなことを申し上げております。それは市長の立場として、あるいはそういう場に参加する機会がありましたので、その場でそのことをはっきり申し上げました。今回、議長それから軍特委員長と一緒に行きましたのは、これまで市長もそのようなことをはっきり申し上げてきたけれども、議会でこのような重い議決をしていただきましたので議会も一緒に、いわゆる両輪と言われるそういう代表が行くことで、もっと大きな効果があるものということを私は理解をし、一緒に行動をともにしたということでございます。県内は私は行動をともにしておりません。それは議会が決めた日程と私の日程が合わなかったということもありまして、県内は一緒にしておりません。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 市長の考え方を聞いているわけですから、市長がそう思うのであればそれで結構なんです。ただ私の考えとしては、市のトップがそういったことに賛同して行くというのが、これまでにないということで、いかがなものかということを言っただけのことなんですが、先ほどもございましたし、これまでも議員の方々からの質問に対して東京での日程調整の件については、県選出の国会議員を通して調整をされたというようなことをおっしゃっておりました。その国会議員の方々は政権の与党の方々だと思っております。去った1月の市長選挙のときに稲嶺市長を応援された議員、国政の議員です。あるいはまた選挙のときによくありますが為書とかを送られてくる。そういった方々が国政のほうにいらっしゃると思うのです。そうであれば、市長のほうからその方々に直接お願いをして、今回のこの日程の調整等もできたのではないかと考えられるわけです。その為書の中には仙谷官房長官の名前もあったというようなことも聞いているのですが、仙谷さんのほうが東京に出向いているということ、それさえも知らなかったと、そういうふうに言っているんですけど、なぜ市長は自らそういった議員のほうに連絡をしてアポをとらなかったのか、お伺いをいたします。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) これは私だけに限ったことではなくて、県内の市町村長が要請に行かれるときは、一番自分の身近にいるそういう方々にお願いをし、そして特に名護は衆議院でいうと3区になりますから、その3区の代議士を通してまずそのことをお願いしたと。しかもその3区の代議士はまた与党でありますから、そのことについては私たちも3区をまず第一に考え、そこからまたほかの皆さんにもお願いをいたしました。先ほどの為書のあった話はどうなのか、武豊議員は確認をしているのでしょうかどうかわかりませんが、いずれにしても私たちは県内の出身の代議士にまず相談をし、そのことを通してさきの要請行動に行ったということでございます。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 今の為書の件について、武豊議員は確認をしているのかというような話もあったのですが、一昨日でしたか、市長は今回の自分たちの要請行動を阻止したのは、枝野幹事長代理であるということを新聞の報道に基づいて今議会でおっしゃっておりました。そのことは恐らく枝野さんには確認していないことでしょう。私が今言ったのは、これも新聞にあったことで今言ったんです。どういうふうにあったかと言いますと、ちょうど6月ごろでしたか、現在の菅内閣が発足したころなのですが、読者の声の欄というところにありまして、市長選挙のときに稲嶺陣営の事務所に官房長官の為書があったと。だから仙谷さんと稲嶺市長が互いに協力し合っていくことを期待していると、そういう旨の記事があったものですから、私は今そのことを話したわけでございます。ですから、市長のほうに私が確認をしてそのことを言っているということではなく、同じく私も新聞のことを通じて今この話をして、そういった人間関係があるのであれば、そういうこともできたのではないかというようなことから、今お話しをしているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。今回、この要請行動の成果ということで、正直言って成果を見つけるにはかなり厳しいのかなと思うのですが、しかし、市民の税金を使って東京まで行っていると思うのです、多分。そうであればやはりそれなりの成果というのは見つけなければならない。そういった中で、どなたかの質問の中で、市長が今回会えなかったことを記者会見をして全国のメディアに発信をしたのが成果だということもおっしゃっていたわけです。確かにそのときに、そのような状況で記者会見をされた。そしてそれは沖縄県内の放送では多分あったと私は見てないんですが、あったと思うんですが、それが全国放送でもそれが発信されていたのでしょうか。ちょっとその辺の確認が私できていないものですから、市長のほうからそういう発言があったものですから、お答えをいただきたいと思います。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) NHKも含めて参加しておりますので、私は全国のカメラが全部集まっていたと、そこでできたということではなくて、いろいろなものを通して、それが伝わったとお答えをしているつもりでございます。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) NHKの全国放送でもし放映されているとすれば、沖縄のほうでもNHKで放映されていたと思うんです。そういうことがあったかなかったか、あまり大した問題でもないんですが、それと、先ほど部長のほうから今回、総理が陳謝をしたということを一つの成果に挙げておりました。これは成果ではなくて、公明党の遠山清彦代議士が衆議院の予算委員会で今回の政府の一連の対応を批判し、そこに総理が陳謝をしたということなんです。それを今回の成果だという考え方もできるのかなというふうには思うのですが、これは日程の調整もお願いをしていない遠山代議士が、いうなれば国政の代議士、同じ代議士をフォローすると言いましょうか、私もこの予算委員会を見ていたのですが、何かとても変に感じたのです。そういう中で、ただ遠山先生が言われていた「全会一致で持ってきた議決」という話もあったのですが、あの部分はちょっとミスではないかと思ったのですが、いずれにしても本来ならば、その予算委員会に質問をしている県選出の代議士がいらっしゃいます。その方はそのときに質問者になり得ていなかったということもあるのですが、同じ民主党の方がこの問題を取り上げて、その政府の対応を批判するべきだったのではないかと思うのです。それさえもやらないのです、民主党は。市長はこの前、東京に行って、この前の要請行動を終えて戻ってきたら風邪をひいてしまったという話がありました。それは東京での風の冷たさではなくて、人の冷たさだということもおっしゃっていた。私は、そのことは現政権のまさしく冷たさであり、民主党政治の冷たさだと思うのです。先ほども申し上げましたが、菅総理は今回の政府の対応は不適切だったと陳謝をいたしました。その翌日なのですが、その件についてはどなたかからもございましたが、安全保障委員会ですか、その中において防衛副大臣が、議員とのやりとりの中で、委員会においてこう述べているのです。「大臣や副大臣が会わないからけしからんといって会見をなさる自治体は初めて見た。あきれている。」というのが載っておりました。さらに畳みかけて、これは防衛大臣がこう言っているのです。「だれが会うと言って、それはだめだと断ったならいいが、それを承知の上で防衛省に来て政務三役が会わないから役所には入らんよという」これよく意味がわからないのですが、要するに、防衛省の担当が「市長たちの要請に会う」と言って、それを市長側が「いや、その人ではだめだ」と断ったならいいのだけれども、だれに会えるかもわからなくて東京に上京してきて、政務三役が会わないからといって「じゃあ、いいです」と自分たちでキャンセルをする。そういったことに批判をされていると思うのです。そのことについて、もう少し詳しく書かれた議会決議報告書ということで、軍特委員長の大城敬人議員のほうからの報告書があるのです。その中で、要請行動の初日、11月4日。朝早い時期に出発をされて、10時ごろ東京へ着いて、そして11時に玉城デニー事務所ですか、そこで日程の打ち合わせをしているのです。もうこの時点でこの4日の日程はない。いわゆる4日の日程がどうなるかわからない状況で、そのまま東京に行っているということにもなる。先ほど来、その日程調整に関してはいろいろとご説明がございましたが、そしてその日は午後に国会を傍聴して、そして民主党のどなたかとお会いをして、そして夕方の5時には翌日の日程がそこで報告をされているのです。そして翌日にまたその日の日程を確定している。そういう報告がこれにちゃんと載っているのです。この資料しかないものですから、この資料が間違いないということを前提にお話しをさせていただきますが、そしてその日の10時半に日程どおり内閣府の統括官にお会いをしている。本来ならば11時半に外務省で梅本北米局長、さらには14時30分にアメリカ大使館です。そして15時30分に防衛省の桝賀再編室長ということで、その前日の17時に日程が確定したのと変わらず、それがセットをされているのです。にもかかわらず、その日は10時半にその内閣統括官ですか、その方に会われて、その後はすべてキャンセルをした。私は思うのですが、いくら事務方といっても、相手もいろいろと日程があり、その上で調整をされている。そういったことを考えた場合に、それに会わないでお帰りしたということになっているのですが、そのことに対して市長は、それはどういうことでそのような行動をとられたのか、その辺についてお伺いしたい。それともう一つ、市長は一番このときに、どなたとお会いしたかったのか、そのことについてお答えを願いたい。お願いたします。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) もちろん直接会ってお話しをしたいのは担当大臣でございます。先ほどの防衛省の話のことがございましたが、今読み上げたところで、それを承知で防衛省へ来て、会わないから役所の中に入らんという、これは間違っています。私たちは防衛省まで行っておりません。それから、この前もお話しを申し上げましたけれども、新聞にも出ていますが、実はこんな話があったということもありました。それは政府方針に一致しないので会わない、あるいはその三役は面談しないように指示したとか、というようなそのようなこと等もいろいろ耳には入ってきました。そういうようなことは、いわゆる私たちが、名護市が、そして名護市議会が意見書を持って行ったことに対して、この前どなたかのお話にもありましたけれども、自民党の時代でさえそいうことをやったのに、今回はそんなこともしないというようなことでの非難もありましたが、そういうようなところに先ほどの冷たさみたいなもの、あるいは意見が違う者に対する対応の仕方が違うというようなそのこと等がいろいろ伝わってきたというようなことであります。それから、陳謝した話でございますけれども、これはやはり遠山代議士が質問に立って、そのようなことを申し上げた。それは上京するまでそれは知らなかったという話がありましたが、前にも申し上げましたように、我々は一週間も前からそのようなことをやっていましたが、いわゆる事務方が、事務方といいましょうか、窓口となるべきところがそのような手続がなされてなかったというようなことだと思うのです。そのことについても先ほど申し上げましたように、やはり意見が合わないからということでの対応の仕方というのは、やはりおかしい。そういうことで帰ってきたということでございます。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 市長が言うには、その防衛大臣の発言は間違っているということなのです。防衛省に行ってないから、入らないという、そういったことはやっていないと。しかし、それと同じようなことであったということで防衛大臣はそう言っているのかもしれませんが、いずれにしても、その発言は防衛大臣の発言というのは間違っているということを今市長のほうが申されました。それと、その担当大臣ということで今ご発言があったのですが、これは担当大臣というのは防衛担当大臣、沖縄担当大臣、どちらなのでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) それは皆さんが議会で意見書のあて先がずらっと並んでいますから、そのあて先の担当大臣でございます。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) あて先の中の担当大臣ということで、私は今ちょっとそのあて先は見ていないのですが、いずれにしてもこの11月5日の行政日程の中に総理、官房長官は調整中ということが書かれているのです、これに。総理あるいはその官房長官、あるいは防衛大臣にお会いをすれば、どなたとお会いをしなくてもいいわけなのです。そのあて先に書かれている方、その方にお会いをすればいいということであれば、私は総理に会えるならばほかに会わなくてもいいと思うのです。この総理が本日、この沖縄県に仲井眞知事にお会いするために沖縄にいらしておりますが、市長はどなたかに会いなさいとか何とかという話が前の議会の中であったと思うのですけれども、きょうはもう来ておりまして、あしたまで滞在をしている。明日、総理とお会いする予定はあるのですか、それとも総理にお会いするために何か努力はなされましたか。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 総理に会えば、だれにも会わなくていいということでしたら、名護市の議会議決のときもあて先をそこだけにすれば多分そうなったと思います。先ほども申し上げましたように、議長と一緒に議決されたものをきちっと届けて意思表示をするという行為をするために行ったわけですから、先ほど言いましたあて先の大臣を尋ねて、直接本当はそのことを手交したかった。手交するのは議長です、私ではありません。総理がきょうもうおいでになっているのでしょうか、きょうからあしたまでの日程でいらっしゃるそうです。私のほうには何の情報も、それから連絡もございません。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 先ほど私が総理に会えばだれにも会わなくていいということはおかしいと言うならそれで結構なのですが、私が言っているのはそうではないのです。要するに総理大臣に会うことも一つの手段なのです、目的なのです。その総理大臣が今度は沖縄に来るのです。わざわざ皆さんが東京に行かないでも沖縄に来る。そして市長は、今回の選挙に当選した仲井眞知事のほうに行って、一緒に県外移設に対しては協力しましょうという話を申し上げています。そして仲井眞知事は今回、総理に対して県外移設のことを恐らく明確に申し上げる。議会の中でも県知事がこのような発言をするということは、防波堤がより強く、高くなっている。そして一緒に頑張れるともおっしゃっているのです。そういう気持ちがあるのであれば、今回のこの総理の来沖をいい機会ととらえて、お会いするというのも一つの手段であり、待っていて向こうが何かあったらということではなくて、積極的にこちらのほうから行って、知事と一緒にこのことを明確に申し上げる。そういうことをすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 先ほどから全会一致ではないとか、あくまでも賛成多数というお話しがあったり、それから知事も日米共同声明の発表の見直し、県外移設ということをおっしゃっていますから、それを支持なさった皆さんも早目にそのことを意思表明をして、市長も議会で議決したのを合わせて行動をともにすれば、もっと大きなインパクトがあると思います。それから、総理がいらっしゃることについて、私のほうからは今、アポをとるとか、そのようなことはしておりません。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 市長はかなり強いことを言いますね。我々は仲井眞知事の今回のこの政策の中で、県外移設に関しては同調してないのです。その他経済の面に関して同調しているのです。そうだとしたら、市長は伊波候補が掲げていた、日米安保破棄というのがありました。そのことに同調されているということでよろしいのですか。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 私はそのようなそのことについて発言をしたこともありません。ただ、先ほど私が申し上げたのは、さきに礎之会の皆さんの何名かから県知事選に伴ってお話しがあったときに、そのようなそのことを申し上げておりましたから、私もそのように受け取って今発言をしたということでございます。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) わかりました。次に進みたいと思います。県知事選の結果については先ほど投票率の件がいろいろございました。そしてその質問の要旨(2)のほうで、交付金を期待している皆さん方から、こんな話をされるのではないかというお話しがございました。私、このつぶれるのではないかということをテレビで見た覚えがあるのです。恐らくそれは名護市の集会があったある披露宴会場だと思うのですが、そのような発言はされていませんか。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) どの場所でそのような発言をしたとかというのは覚えておりません。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 覚えていないのならそれで結構でございます。それと、質問の要旨(3)違法ポスターの件なのですが、私にはその権限はないというのですが、この名護市の環境美化に関して、一切全く市長のほうでは関知をしないというのですか、権限はないから何もしないというふうに私は受け止められるのです。実は、このポスターについては相当数減っております。前はいろいろなポスターがあったのですが回収をされて、ただ今、屋部地域、羽地地域、この郊外のほうにはまだ多く残っているという話が聞えるのです。それを我々で、地域は地域で回収をしようと思っても、なかなかそれができないということがあって、その手続をどうすればいいかということがあるのです。そのことについて、役所のほうで行政指導といいますか、そういったことはできないのでしょうか。それともう一つ、この看板を市長のほうにもお見せしているのですが、これは沖教組国頭支部が東江小学校の前に「アフガニスタン住民…」と書いてあるのです。沖教組国頭支部について、まずその組織がどういうものなのか教えていただきたい。 ○副議長(神山敏雄君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) 沖教組はどういう組織かということですけれども、戦後、教師によって結成された沖縄教職員連合会を始まりとしまして、1971年に沖縄県教職員組合として発展移行したと聞いております。 ○副議長(神山敏雄君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 私は市内の景観を汚すといいましょうか、そういうことについて全く何もしないとか、関係ないとは言ってはおりません。先ほど武豊議員は「あなたの支持者である」という、ここに主語がついております。そういうことで、私にはそれは権限はないと言ったまででございます。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) わかりました。市長の支持者である、そういった質問であるからそのような権限はないとおっしゃった、そういうことなのでしょう。先ほどの沖教組国頭支部、そういった立て看板が学校の前に立っているのです。その国頭支部に所属しているのは、学校で教鞭(きょうべん)をとられている先生方もいらっしゃるのかよくわからないのですが、仮にいたとした場合に、この方が子どもたちに道徳教育を教えているということで、本当に自信を持ってこういったことを指導されているのかと、大変これは憂慮しているわけです。この看板が8カ所か9カ所ぐらいに名護のまちにずらっと学校の近くにあるのです。なぜ学校の近くにあるのかという意味がよくわからないのですが、このことを子どもたちが、この組織が先生たちの組織だよと言ったらどう思うのかと大変心配をしているところであります。続きまして、この現況調査についての件なのですが、これまで平成21年度、平成22年度、この現況調査についてはこれまで名護市のほうは許可をしてきた。そういう中で今回のこの名護市の現況調査についての対応を見てみますと、沖縄防衛局のほうから6月15日に3件についての申請が出ている。その中で6月21日に与党との調整、その翌日に市長は議会のほうで、この調査には協力できないということを言っている。そういった中でずっとあるのですが、6月の時点で、この公の場で協力ができないと言っているのです。にもかかわらず、この11月まで延びたと、結論が。それは何か理由があるのですか。 ○副議長(神山敏雄君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 今回の現況調査の回答については、その案件がとても本市にとって重要案件であるということから、回答については慎重に検討して庁内で結論を出すのに時間を要したということであります。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) 慎重に検討をする中においては、かなり答えのほうが単純なのです。それの拒否をしている理由として、普天間代替施設建設については協力できない。本調査については県民、市民の理解が十分得られていない。そして調査をすることにより、抗議活動が出てくるというようなこの三つなのです。こういう申請書類というのですか、こういった申請に対して、このような理由で拒否できるのか。これは議会でも何か答弁もあったのですが、そういった防衛省のコメントの中に沖縄防衛局のコメントの中に、法に照らして今後対応を考えていくというようなこともあって、市のほうは必要に応じて専門家への対応も考えていくという。専門家への対応も考えていかざるを得ないというのが出てくるのかと思うのです。一般的に、こういった申請を行うに当たっては市長の権限とか、裁量というのは限られてくると思うのです。今の理由の中では、普天間代替移設の建設に協力はできない。これは市長のもう権限です、政治姿勢なのです。そういうことが一つ理由になっている。それがとても気になるところなのです。このような申請が提出された場合は関係法令等に照らして、普通はこの調査の内容というのが適切かどうか、そういったものを判断して許可、不許可という話になっていくと思うのです。しかし、そのことに関してとても政治的な意味合いが強くなっている。そういったことを今後懸念するのですが、その辺は特に問題はございませんか。 ○副議長(神山敏雄君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 今回の現況調査の目的の中に、前にもお話ししましたけれども普天間飛行場代替施設の建設に係る現況調査という明確な表示がございましたので、そのことについては市長の方針とそぐわないということであります。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) わかりました。それでは、小学校の統合について若干、述べさせていただきます。これまでの中で、これぐらい多額の費用を一般会計のほうから拠出するというのはこれまで経験もない。しかしそれは、市長が平成24年度開校に向けてこれはどうしてもやらなければいけないということで、そのような措置になっている。一つだけ聞きたいのですが、今回、平成21年度繰越事業が再編交付金で手当てされる旨で1,000万円余りあります。それがまだ決定されていないのですが、これが交付されて事業がしっかり執行できるのか。これはもう繰り越しはできないと思うのです。それと、もし交付されなかった場合どうするのか、この2点についてお願いします。 ○副議長(神山敏雄君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) 平成21年度に繰り越しをしているのは造成設計ですけれども、まだそれにつきましては申請はもう受理していただいてますが、まだ交付の決定が来ていないということです。交付決定が早目に来れば、当然のことながら対処していきたいということです。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君。 ◆15番(渡具知武豊君) わかりました。教育行政についての件、それと学童クラブ、この件については次回の議会でまたお願いをしたいと思います。答弁でいろいろと協力いただきました方に感謝を申し上げ、次回のほうでお願いしたい。最後に一言申し上げたいと思います。いろいろと市長とのやりとりの中で、いろいろな感じがしております。私は今回の議会対応について二、三申し述べたいと思うのです。この議案質疑の中で、運天原の地先、新たに生じた地先の質疑の中で、運天原の質疑から仲尾のことに行ったり、屋部のことに行ったり、あるいは屋我のことに行ったり、そして最後は海上保安庁のことまで出てきて質疑をしている。そして皆さんは答えているのです、これに。こういう現状が与党の一部にはあるのです。そういうことがありながら、市長はこの前の志良堂議員の関連質問で、与党の方からやじが出たものですから、それに対して議長のほうに何か申し出た。そして議長はそれをして中断をした。いわゆる関連質問ではないというような話だと思うのです。よく見てみますと、志良堂議員は金融情報国際都市計画事業、これに関連して豊原の活性化の話をしていた。そしてそれに関連して豊原地区の活性化には養鶏場の移転が欠かせないということで、そのようなことを言ったわけなのです。それを市長は関連質問ではないかのような行動をした。そして一方、敬人議員の通告にもない発言、そのことについて答弁をしようとする。そのことについてどうも私は納得ができない。それともう一つ、宮城弘子議員の一般質問の際に、自席にいないのです。それはいろいろとあったと思うのですが、しかし、その前に10分間の休憩時間があったと思うのです。それはもちろん体調がどうのこうのであれば大変申しわけございませんが、そういったことを見ていると、どうも我々野党議員は軽視されているのではないかと思ってくるのです。与党が笑うのはそのとおりだと思うのですが、それで私は思うのですが、市長はいつも、先ほども言っていましたが議会と行政は車の両輪ということをおっしゃる。そういうことをおっしゃっている中で市長がとっている態度は、車の両輪ということをおっしゃるには値しないような行動だと私は思っております。これは通告にもありませんので市長のほうには質問というわけにはいかないのですが、今後またこの名護市を活性化させていくためにも、お互い真摯な態度で向き合いながら議論を深めていきたいと思うのです。質疑、そして関連質問、そういったものに関しては議会のルールをしっかり決めていただかないと、今であれば何でも質問できるというようなこともございますので、そのままにするのであればそのままで結構、そういうことで進めていけばそのとおりでいいのですが、ある一定のルールを再確認する必要があるのではないかということを申し上げまして、一般質問を終わります。 ○副議長(神山敏雄君) 15番 渡具知武豊君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時44分)
    再 開(午後3時48分) ○副議長(神山敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後3時48分)...